「ほぼ平屋的ぐらし」の良し悪しを考察
平屋的な暮らしを考察したい、わたしあずです。こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 『平屋に住みたいんです…!』という羨ましス!なお悩みは引き続き多いですねぇ(*´`*)
最近需要が増えている『平屋住宅』とは
2階に部屋がなく、1階だけで完結する家を純粋に『平屋』と言いますね。また近頃、スキップフロアの多様化やフリールームのような子供部屋にすることで、屋外から見ると一見『平屋』に見えるけれども、実は2階建てっぽい作りのお家も登場していたりしますね。
そもそも『平屋住宅』のメリット3つ。
①上下動線がない分、年齢を重ねても使いやすい。家事動線もラク
一般的に、1階に廊下がある家の場合、廊下がない家と比べて[2坪程度]広くなること実感しています。たかが2坪、されど2坪。壁と床と天井と照明と…というように、2坪廊下であっても建築費用は必要です。それが省けるのであれば、金額面のメリットはありますよね。
また、『家事動線が短くなる』という点。 わたしは意外にもこのメリットが大きいのでは?といつも考えています。キッチンで洗い物や調理をしながら、洗濯物を回したりお風呂を掃除したりとか。とにかく[ながら作業]がラクですね!
②水道配管が1階のみで完結すると、 2階設備からの漏水を心配しなくていい。
単純に、水漏れが起こっても、天井が濡れて気がついた…!なんてことはありませんよね。※とはいえ、屋根からの雨漏りのリスクはどんな家にだってありますが。
③2階の生活音が存在しない。静寂。
これも地味に嬉しいメリットですね。2階の生活音というのは、防音対策はできるものの全くのゼロにするのは難しいものです。 平屋は、そういう上下階の煩わしさからは、解放されますね。
そもそも『平屋住宅』のデメリット3つ。
①基礎&屋根面積が広くなるので、工事費& 修繕費は総2階建てよりも 増える
意外と知られていないこの事実。基礎や屋根面積は大きくなるので、その分の費用も高くなりがち。ぜひ、総2階建てと比較されるのがオススメですね。 特に、コンクリートの値段は年々高騰の一途で、
②セキュリティ対策は… 2階建てよりも意識高めで。
平屋というのは、2階建てと違って比較的簡単に家の中へ入れてしまう高さです。 (少しダサいですが)面格子を付けてみたり、防犯のためのセンサーライトを計画したり、泥棒を家に寄せつけないセキュリティ対策も大切ですね。
③トイレは…1台で間に合うのかしら問題。
2階建ての方でも『トイレは1台でOK!』という方はいます。これは、その家族の習慣や価値観にもよるので、絶対はありません。
とはいえ、平屋住宅に住む場合であっても、『2階建てのようにトイレを2台欲しい』という方もいます。その分の床面積や施工代金は必要ですが、無いと困る方も…いますからね!
完全平屋ではない…『平屋的暮らし』の魅力とは
わたしはこの家この暮らし、憧れです。38坪のおうち。子ども部屋や予備室だけが2階にあるので、将来夫婦2人暮らしになっても、それまでと変わらずに暮らせるので、ストレスフリーですよね。
もちろん、お盆や正月に来訪者が大勢泊まる時は、2階を使ってもよさそうです。
ほかにも事例を3つ
36坪の事例
37坪の事例
38坪の事例
平屋に暮らすには、まず何を優先するのか。
①平屋にはメリットもデメリットもある。
②完全平屋ではなく、子ども部屋だけ2階もアリ。
③子育て中? 子ども独立後? 爺婆時代? どこが最優先な家にする?
④平屋一択主義の方にこそ、2階建て計画も検討すると、
⑤【水害ハザードエリア】だとわかっている場合、
今一度、家族で『優先順位』を検討してみると、答えがみえてくるのではないでしょうか??
暮らしの相談会では、こういう『平屋って、どうなんでしょう?』的なるお話もやっているので、ぜひ気軽にご予約くださいね~!
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