家の建て時っていつが理想なのか考えている、私、あずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。今日は家づくりにおける『建て時』を世代別に考察してみます。 過去記事のリブログです。
消費税増税しても、補助制度が充実している。
ここのところ、材料代は高騰を続け、人件費はあがり続け、伴って運送費も値上がり続ける中、補助制度で建築費用をカバーできるのはありがたいですよね。
わたしは正直、今回の消費増税に対する補助制度って妥当な額面だなって、個人的に思っています。(5%に上がった時よりも拡充されています。) その中でも有名どころがこちら2つの制度。
- 住宅ローン減税制度(控除期間延長で13年へ)
- すまい給付金(最大50万円相当のポイントバック)
条件さえ はまればなのですが、消費税8%で住宅購入されるよりも戻り額面が多い そんな人たちも出てきています。。汗)
↑↑令和2年(2020年)12月までに入居完了(建物引渡し)が必須条件。
↑↑令和3年(2021年)12月までに入居完了(建物引渡し)が必須条件。
住宅ローン減税制度 と すまい給付金制度は、入居完了時期が異なっているんですよね。なので、両方の制度をすべて駆使したい~!という方の場合、2020年12月までに入居完了(建物引渡し)をしておく必要があります。 2020年6月頃までに建築請負契約と着工を済ませておくと無難です◎
とはいえ、一生の買い物をあせって考えるのも考え物…。 人生どこまで生きられるか誰にもわからないけれども、年代別に抱える課題の特徴があるなと察しています。
あらためて、家の建築(or建て替える)を考える時はいつなのか。
一般的に、人生の節目において家づくりを考える方は多いですね。例えば、次のような感じ。
- 結婚をすると同時に
- 賃貸料金を毎月払っているのに疑問が湧いた時
- 賃貸料金が値上げされた時
- 賃貸に住むお隣さんの生活音が煩わしくなってきた時
- 新しい家族(第一子や第二子など)がふえる時
- 仕事に復帰したいと考える時
- 子どもが成長し、両親にも子育てを応援してほしいと考える時
- 親と同居することが明確になってきた時
- 異動や転勤が把握できた時
- 子供が独立して、家族構成が変わる時
などなど。 大きな節目から小さな小さな節目まで様々です。ですが決して、友だちが新居を構えたからといって慌てて流されないように、冷静な心をもつことも大切だなと… 正直わたしは考えています。
[世代別]で家を購入するメリット・デメリットが微妙に異なってきます。次にまとめてみました。※地域性があるとおもうのですが、今回は兵庫県相生市を想定してみました。
[20代で]家を購入するメリット・デメリット
メリット
- 子ども誕生前に、ある程度の貯金は可能。(ただし、結婚から数年単位経過の場合)
- ローンの返済期間が長く設定できる。(ゆっくり完済しても、50代ってこともある)
- ローンの完済を、老後を迎える前に終えるられることもできる。
デメリット
- 家族構成(特に子供の人数や性別)が確定しない傾向。
- 勤続年数が1年未満の場合、希望の融資額に届かないことも。
- 収入や貯蓄額が少ない場合、希望の融資額に届かないことも。
- 子どもが小さい場合、家を汚されるカクゴを。。(壁紙張り替えとかあるかも)
- 家の老朽化に伴い、老後を迎える前に修繕費用がかさむことも。
[30代で]家を購入するメリット・デメリット
メリット
- 30代後半になると、家族構成がほぼ明確になるので、過不足がない家計画をしやすい。
- 老後を迎えるまでにローンを完済することも可能。
デメリット
- 子どもの教育費とローンの両立による、経済的圧迫の可能性も。
- 子どもの成長に伴い、間仕切り壁リフォームが必要になることも。
- 子どもが小さい場合、家を汚されるカクゴを。。
- 子どもの進学に伴う出費と、家の修繕時期(修繕出費)が重なることも。
[40代で]家を購入するメリット・デメリット
メリット
- 貯蓄額によっては頭金を多くできるので、ローン負担は少なくできる。
- 将来的な収支のバランスが把握しやすい。(子どもが小中学生の場合)
- 子ども独立後を想定した家づくりを考えやすいのも 賢明な選択肢。
- 将来的な両親との同居や介護の予想がつきやすいかも。
- 将来的な使い方に伴った建築計画を立てることもできる。(例:在宅介護に配慮した家)
デメリット
- 子どもの進学に伴う出費と、家の修繕時期(修繕出費)が重なることも。
- 老後までのローン完済は難しいことも。
[50代で]家を購入するメリット・デメリット
メリット
- 収入・貯蓄額が高い場合、短期ローンでも高価な家を購入できる。
- バリアフリーなど、老後の暮らしを想定した家づくりができる。
- 二世帯を想定した家づくりも、現実的な選択肢になってくる。
デメリット
- 長期ローンは審査に通りにくくなってくる。
- 完済時期75歳や80歳まで払えるローン商品もあるけれど…現実的ではない。
- 老後に必要となるお金を、住宅資金が圧迫する可能性も。
優先順位はどうなのか。
- 賃貸の家賃がもったいないから、家を建てるのか。
- 国からの補助金が手厚い今だから、家を建てるのか。
- ローンを老後までに完済したいから、家を建てるのか。
- 家族構成がある程度確定してからの建築が理想なのか。
- 老後にそなえた家として建築するのが理想なのか。
本当に、ひとそれぞれです。どうしても、同じ世代で同じように子育てをしている人がまわりに多くいた場合、比較してしまいがちです。その気持ちもよくわかります。
高校生の時に、まわりが進学を選ぶひとが多ければ自分も…!となるし。社会にでて数年後、まわりが結婚し始めると自分も…!となるし。家づくりももしかして…それとどこか似ているような気もします。
でも決して流されなくていいと思うんですよね。
どのタイミングも間違いではない。
若くして家を建てればたしかに、心も休まりながら子育てができるかもしれません。 一方で、家を長寿命化させるための維持費もかかるのです。
年を重ねて家を建てればたしかに、賃貸の家賃代が負担増で損かもしれません。一方で、将来設計の見通しがたった家づくりもできるのです。
『わたしたちの軸』的なるものをしっかりもっていれば、賃貸生活でも一軒家生活でも 納得して暮らしていけるものじゃないでしょうか。
迷走しそうだったら、一度暮らしの相談会に来てくださいね。
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