【土地購入の前に読んでほしい】売出し金額以外に必要なチェックたち。

土地購入をしたい方々のお手伝で、8月は動き回っています。 こんにちは! ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。

『土地購入』というと、取引価格にばかり目がいきがちですが、今日は色々と必要費用や必要工事があるということをまとめてみました。

 

土地の状況を把握しよう(現場で確認編)

土地探し
土地探し
  • 水道メーターは入っているか?(不完備の場合、負担額増。)
  • 現在、貸し駐車場かどうか?(駐車場の契約期間があるので、即建築が不可能なこともある。)
  • 隣の家との境界状況は?(不明確な場合、第三者立ち合いの元で確定する必要アリ。)
  • 隣の家との境界ブロック状況は?(何もない場合、自己負担額増。お隣さんと金額折半の可能性もアリ。)
  • ブロック塀が7段以上(1.2m超)ある?(この場合、4mごとの控え壁工事or撤去工事が負担額増)
  • 土地内の高低差状況は?(切土や盛土で高さを平均にするための工事費用増)
  • 歩道段差がある場合、車進入が可能?(歩道段差を切り下げる負担額増)
  • 家の前の道路状況は?(4m未満の場合、自分の土地を削って公共へ提供しないといけない可能性も。)

 

土地の状況を把握しよう(不動産情報で確認編)

  • 用途地域は第一種低層住居専用地域?(高さ条件が厳しいので、希望の家が建てられないかも。)
  • 用途地域は商業地域?(条件が比較的ゆるいので、どんな建物が近所に建つか不明瞭。)
  • 事業主は 仲介? 売主?(売主の場合、仲介手数料がいらないなんてことも◎)
  • 一度も建物が建ったことがない土地?(初めて家が建つ土地の場合、下水道受益者負担金が必要になることも。 ※西播地域の目安は700円/㎡)
  • 埋蔵文化財指定の場所かどうか?(指定があると、調査時間が必要。※目安は1か月~)
  • 造成土地の場合、造成工事完了予定はいつか?(支払い発生時期要確認)
  • 建築条件つきかどうか?(建築条件がなければ、どの建築屋さんでも建てられます)

 

+(以下の内容を不動産屋さんで確認)

  • 土地登記費用
  • 土地固定資産税や都市計画税
  • 土地売買契約に必要となる印紙代
  • 土地仲介手数料

 

 

土地の状況を把握しよう(家のプロに相談編)

土地

  • 公図が存在するかどうか?(公的測量図が法務局に存在しない場合、建築確認申請の許可がおりるのに時間がかかる傾向。)
  • 古家つきを購入する場合、解体工事費用は?
  • 水道管は古いかどうか?(築年数が古い場合、水道管口径変更による負担額増)
  • 土地地耐力があるかどうか(予測しかできないけれど、アドバイスはできる)
  • 土地ののり面がヨウヘキで仕上がっている場合、安全かどうか?(ヨウヘキの検査済証がない場合、希望通りに家を建てられないかも)
  • 用途地域は第一種低層住居専用地域? (2階建てだとしても、どれほどの高さの家を建てられるか)

 

不動産情報のチラシを見ても、何をどう見たらいいのかわかりませんよね。。実はこのように、チラシの取引価格以外に必要となるものが様々あります。ありすぎですよね。。泣)

そういう、チラシに計上されていないグレーな費用が分かってくると、買うべきか否か判断ができますよね。

土地を買ったあとも、先行外構(家を建てるための土地整備)が費用が必要なこともあるので、土地購入前に 家のプロに土地の相談をしてみるのは賢明だと思います。

チラシだけではわからない、別途工事や手続き費用など、『本当の土地にまつわる費用』をお伝えすることができるので、ぜひご相談くださいね~!

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
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