照明計画は、私だけが心地いいのではなくて。

今日は自邸についての照明についてふれていきます。

こんにちは!暮らしコンシェルジュ ひまわり工房  伊藤(東)沙織です。

 

 

こんな質問をいただきました

 

大前提として…

弊社ひまわり工房は兵庫県の西の端のほうに位置しており、大阪府全域は建築エリア対象外となります。

この点を理解いただいた上で、「それでも声をかけたい!」という熱意がひしひし伝わりました。月並みかもしれませんが回答してみたいと思います。

 

 

モーガルソケットの照明で暮らしてみて

①雰囲気や明るさ:織りなす影が素朴美で心地よく、昼夜まぶしすぎない

②生活する上でよかったこと:電球交換も容易

③生活する上で困ること:細かな調光操作が難しいのと、埃は乗っかる

④夜は暗すぎないか:ちょうど良い

⑤作業する時、不便に感じないか:作業場所は、昼白や温白色で差別化

 

 

私は、わずかに視覚過敏の傾向がある

キッチン

こんなことを話すと、「それじゃ、比較にならんな…」と思われるかもしれません。ですが正直に…。

おそらく私は『視覚過敏の傾向』があると自覚しています。

蛍光色がきつい空間、蛍光灯がギラギラ光り続けるお店に留まらず、自宅空間であっても、あまりに白い光が継続的に光っていると頭痛することもあります。

夫とアパート暮らしを始めた頃、「沙織ちゃん…もう少し部屋を明るくしたい」と言われたことを思い出します。

子ども時代も、家族に「こんな暗い場所で勉強していると、目が悪くなるよ」と言われたものです。(実際に視力は悪めです。笑)

この言葉を受けて、『あ、私の心地いい明るさは、人より少し暗めなのか』と気がつきました。

 

 

ほの暗さに心落ちつくのは幼少期から変わらないけれど…

『マイホーム』という空間は、私一人のものではなく、一緒に暮らす家族にとっても居心地よくあってほしいものです。

なので、『家族の心地いい明るさ』にコントロールできるよう工夫しています。

 

【工夫1】洗面・洗濯・台所・WICなど作業する空間は温白色照明でハッキリしっかり明確にモノが識別できるように。

 

【工夫2】寝室は、より細かな調光操作を目的に、リモコンが使えるシーリング照明に。

 

【工夫3】ワークスペースは、PC作業や文字を書く作業を想定し、照明色温度や設置個数を変えられるダクトレール式に。

モーガルソケットの照明だけに限定せず、適材適所で使い分けています。

 

 

照明計画は、生活しながら手を加えられたらベスト

建築計画時点では、これまでの生活に基づく体験と想像がすべて。

やっぱり、生活しながら少しずつ軌道修正できる照明計画だと心強いですね。わが家はそういう意味では、今後、家族の成長に合わせて色々と検討しながら手を加えられそうです。

例えば、子ども部屋の照明が『今は電球色』ですが、将来的には勉強に集中しやすいよう『温白色や昼白色』に変えるかもしれません。

とはいえ、子たちにとって自室が『寝るだけの空間』ならこのままでOK。

↑ソケット部分にワイヤー装飾して楽しんでみています。

余談もふくめ、今回の質問者さんにとって、少しでもイメージの湧く回答であれば幸いです。(お家の完成を勝手に待ちわびています…♡)

 

 

参考に

モーガルソケット:青山陶器

電球:三菱 (60W相当と100W相当を使用)

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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