遊びのような仕事、仕事のような遊び。そんな旅に行ってきます。

こんにちは、ひまわり工房の東沙織です。
突然ですが、明日9月11日〜19日まで、ドイツへ渡航してきます。3度目の正直といったところでしょうか。今年はかつてないほど、暮らしのご相談をいただいているにも関わらず、なんでこのタイミング?!とつっこまれることも覚悟しています。。。

 

 

 

5月の仮申し込み当初、『行けないかも、、、』なんていう思いがちらついていました。
現場スタッフにも、事務所スタッフにも、そしてお客さまにもご不便ご迷惑かけるし。と
思い、どこか遠慮する気持ちがありました。

 

 

 

遊びのような仕事でいいんだ。そう思ったら、絶対渡航しようという気持ちに変わった!

ちょっと、語弊があるかもしれませんね。
『遊びのような仕事  仕事のような遊び』というのは、尊敬する藤村先生がおっしゃっていた言葉です。まずは、自分が楽しいと思えることが大切で、楽しい気持ちは共感を生み、人を巻き込んで行き、結果的にお商売においても圧倒的に輝いていく・・・というメッセージ。

 

言葉

 

過去の私は、『仕事と遊びはイコールではない!』って、決め付けていました。あっちこっちに遊びに行ってばっかりとか思われないだろうかとか、黙ってた方がいいかもとか、くだらないことで、ON&OFFを切り替えようとしていました。

 

けれど、ここ最近(約半年)はあえて、私のプライベートも仕事のようなものなんだと思い、気にせずオープンにするようになりました。すると肩の荷が軽くなり、楽しくなってきました。

 

 

数字でわからないことを 体感する旅。

今回の旅は、エコロジー(環境にやさしい)住居や建造物を中心に、ドイツを周遊します。ベルリン・ハンブルクがメインです。
今、日本においては、住宅建築が変革期を迎えています。主に、『もっと環境に配慮された家を建てるべし!』とのことで、国から断熱性能や設備性能など、様々なハードル的数字が与えられ、どうやってそのハードルを超えようか・・・と多くの住宅屋さんが奮闘しています。

 

正直、私はめっちゃ矛盾を感じているのも事実で。。。小手先の技で数字をクリアしていくことに対する後ろめたさもありました。本当に幸せな暮らしってなんなんだろうかと。。。数字をクリアすることだけが幸せなのか。。。と。

 

 

言葉

 

だからこそ、環境に配慮された住居が当たり前のように存在するエコロジー先進国ドイツに行こうと決めたんです。その場所へ行かないとわからないことがきっとあるはず・・・!『単なる楽しい旅というよりは、私にはミッションがある!』そんな思いで向かいます。

 

 

 

感謝。

最後に。この旅を実行する上で理解をしてくれた会社のスタッフ。現場スタッフ。そして大切なお施主さま。ご相談途中のお客さま。
背中を押してくださって、本当にありがとうございました!!!
こうなったら、全力で楽しんで学んできます。

 

東沙織

 

 

私との打ち合わせを楽しみにしてくれる人がいるという、幸せ。

こんにちは。ひまわり工房の東沙織です。私は明後日から、ドイツへ発つため、今週は打ち合わせが祭りのように続いています。みなさま、スケジュール調整にご理解ご協力いただき、本当に本当にありがたい限りです。

 

 

嬉しくて、思わず涙あふれたできごと。

今日は、ご新築計画を進めているお客さまと打ち合わせでした。『家づくりの相談は、そろそろ終盤に向かっています。』と私が帰り際、最後に一言お話しました。すると、、、、

 

 

(少し大きくしますね・・・!)

 

先程、お施主さまに言われたこと。 『私、この打ち合わせの時間のために、仕事頑張ってたんですよ^^』って言われて思わず涙。(;_;) 『気をつけて、ドイツ行ってきてくださいね〜!』って背中を押していただけました。この本にも感謝だね。

 

お客さまは、私との打ち合わせを楽しみに、毎日の仕事を頑張ってきたと言われて、、、ことの重大さと嬉しさに気づき、思わず涙が溢れてしまいました。。。(私、涙もろいので。)

 

私と感覚や感性がどこか似ていてる(と私は勝手に思っている)Tさま。打ち合わせをしていても、頭を抱えるようなことは一度もなく、いつも『うふふ!』っと、笑みが絶えない時間。本当に幸せな時間でした。

 

 

 

 

大切な友人の暮らしを設計するように。これが私の理念。

出会いからご契約、着工まで、ここまで短い間でしたが、何度心が震えたことでしょう。『私は、ひまわり工房さんでしか、考えていませんからね・・・!』とお客さまに言われて、初めて心が震えた日のことは、決して忘れることは出来ないです。

 

設計

 

私って単純で。『あなたが好きです』とか、『あなた以外、考えていません』って言われると、なんとかして良くして差し上げよう!って頑張っちゃうんです。恋愛も似ています。
結果的に、私も心から暮らしたいと思う、そんな暮らしの設計が完成しました。

 

設計図

 

さぁ、いよいよ9月末は上棟式です。私がずっと憧れ、暮らしたかった 土間のある家
こんなところまで土間なの?!というサプライズづくしの家。

まるで、大切な友人の家を設計するかのように。今後もこんな楽しい打ち合わせができることを心のどこかで期待しています。

 

 

 

解体するのは一瞬だけれど、手間のかかる古民家再生をする中で、私が次の時代に遺せるモノコトがある。

昨日、無事に、ミッション遂行のため、西宮市山口町船坂へ行きました!
(もちろん、お仕事のダンドリは済ませてからね!)

➡︎ ミッションについて、詳しくは昨日のブログにて。

 

 

到着したら、早速、私は給食づくり開始!

今回は、12人分を作りました。メニューは、
●焼きそば2種(塩・ソース)
●ひややっこ 和えもの付き
●きゅうりと梅の和えもの
●ゴーヤのお味噌汁
こんな感じでです。

給食

あ、写真の彼女は、私の大好きな後輩です。
後輩とより、社会人になってからは【同志】です。発想力豊かで、料理作っててもあれこれと
1アレンジを効かせてくれて、ナイスな感性の持ち主です。

 

 

料理
img_8006 料理

みんな、『美味しい美味しい』と口々にしながら食べてくれて、嬉しい時間となりました。

 

 

お腹が一杯になったところで、いざ現場へ!

今回、1週間かけて行うこととは、いきなり茅葺きをするのではなく、まずは、ボロボロの下地を整えてあげることから始まります。

 

人も家も、土台や下地がダメだと、どんなにいいもので着飾っても、意味がありません。いつかボロが出るのと似てます。

 

そんなことわかっていても、『茅葺きしたい!したい!』と思う気持ちが早まり、、、

茅葺き

私は小屋裏へ上がっていきます・・・!!!
工務店で奮闘する私たちにとって、こんなロケーションで見える世界は、格別です。

 

家って、解体する時が、最も勉強になるんです。
家って、修復する時が、最も難しくて痺れるんです。

 

この時代はこんなやり方で建てられたんだ!とか、もしかして、手を抜いたのかしら。とか、こんないい材料を使えたんだ!とか。建物が私たちに教えてくれます。語りかけてきます。まさに、生きた教科書です。

学生と茅葺き職人さん

この、茅葺き古民家とうまく会話ができるのが、こちらの職人さん。
私と同い年の 茅葺き職人さんです。(右手は学生ボランティア)

 

 

img_8016

下から小屋裏を見上げたところ。
構造躯体がそのまま仕上げなんです。囲炉裏のススで、木材や竹材が燻されています。
これによって、防虫防水効果も得ていると聞きました。理にかなっているんです。

 

img_8015

今、この古民家は、屋根と小屋裏を修繕するため、一旦材料が1階フロアに広がっています。
まるで、ハイジのように、バフっと寝転がってみたくなります。

 

 

 

利益を追いすぎず、学ぶことをを楽しむ。それが活動の醍醐味。

利益を追うことに徹することが悪いわけではありません。実際に、利益を生むための仕組みを作り、トライアンドエラーを繰り返す中で学ぶこともあります。けれど、私が学生の頃から全く変わらずに続いている姿勢は、たったひとつ。

 

利益や数字を生むことに徹するのではなく、いつも、学ぶことを楽しもうとする姿勢。

 

これがずっと変わらずに継承されていることでした。10年続く活動の中で、これほど軸ブレしていないことは、ある意味すごいことだなぁと思います。
利益に固執しないから、自然と人が集まってくる。『楽しそう』って姿勢が伝わっていくんです。自分たちができることはやる。出来ないことは人を頼る。

不思議なことに、楽しい体験の元に人が集まれば、自然と難解な課題も解決していくんです。

 

 

 

解体するのは一瞬だけれど、手間のかかる古民家再生をする中で、私が次の時代に遺せるモノコトがある。

無くなりつつある伝統建築や旧来様式など、一度消えてしまうと再び復元することが難しい。それは、保全地域のように丁寧な設計図など残っていないから。
さらに、建築基準法の観点からお話すると、例えば私の暮らすまちで、茅葺き民家を新築するコトは、非常に難解なことです。だからこそ、古民家のあり方を違う形で後世に伝えていきたい!っていつも考えて行動をしています。

 

私の描く設計図は、この考えをいつも真髄に温め、大切にしています。茅葺き古民家からは、学ぶことが本当にたくさんあるんです。昔の人の住宅に対しての考え方からは、今を生きる私に、たくさんのヒントを与えてくれています。

設計図

 

 

 

このご縁を大切に。これからも古民家族と、この茅葺き古民家と寄り添っていきたいと思います。私の大切な体の一部のようなものですからね。

 

茅葺きと私

今日は、茅葺き女子が集結します!そのわけは?

こんにちは。ひまわり工房の東沙織です。
本日は、日中休暇をいただいています。兵庫県西宮市山口町の【船坂地区】に出かけます。

 

茅葺き女子が大集合!そのわけは?

私のプロフィールにもありますが、私は、自分自身を『茅葺き女子」とよんでいます。
大学生の頃に出会ったある1軒の茅葺き古民家。
自力改修を、今もなお行っており、10年になります。

茅葺きと私
今週は、『茅葺き強化週間(茅葺きWEEK)』ということで、大学を卒業した私たちも、仕事をなんとか調整して大集合。
茅葺きって、現代でいうところの「上棟式」に似ていると私はそう思います。
ですので、私たち卒業生もお祭りさわぎへ・・・!!!
遠路はるばる、中部や中国地方からも集います!

 

 

私の役割は何と・・・給食のおばちゃん!?

昨日、私のミッションが与えられました。12人前のランチを作ること!
このランチづくりの役割は、本当に意義あるミッションなんですよね。
このプロジェクトは、あくまで学生が学びのために継続しています。
ですので、卒業生である私はしっかり、皆の胃袋を満たせてあげることが重要。
給食のおばちゃん、頑張ります・・・!

 

学生

 

 

 

私が大好きな場所、船坂ではこの秋イベントが・・・!

実はこの秋、西宮船坂ビエンナーレという芸術祭が開催されます。
2年に1度の開催で、自然豊かなこの地を舞台に、様々なアーティストさんが作品展示を行います。めっちゃ楽しいので、私は毎回足を運びます。
⇨ 西宮船坂ビエンナーレ2016

船坂

 

私たちが改修している茅葺き古民家も、ご覧いただけるかと思います。(毎回見所になってます)
希望者が集えば、何人かまとまって船坂を訪れても楽しいかもしれませんね!
写真撮影大好きな私にとって、何時間でも入れるイベントです。

とにもかくにも、イベントで美しいコンディションで見て楽しんでいただけるように、今日はお手伝いを頑張ってきます〜!

 

 

 

祝。私ブログ開設しました・・・!

初めまして。私は、東沙織です。

こんにちは、私は東 沙織(あずま さおり)といいます。1988年生まれの28歳。兵庫県相生市在住です。ふだんは、工務店【有限会社ひまわり工房】で【広報➕設計士】として、様々なご家族の 暮らしづくりのお手伝いをさせていただいています。

(↓あ、この写真は大好きな建築家・中村好文さん設計のパン屋さん)

 

azu_profile

 

ブログを作ったのは、私が私らしくあるために・・・

私は、幼少期から『手紙を書くこと』『手紙を贈ること』が大好きでした。交換日記をしたり学校の授業中に手紙のやり取りをしちゃうくらい、、、『言葉を贈ること』が大好きでした。私にとって、『ことばを遺すこと』は、とても大切にしたい、ライフワークの1つです。

 

手紙

このブログは、私が私らしくあるために・・・そして、未来の私が自分を誇れるように・・・毎日を記録ではなく、『記憶するために』続けていきたいと、そんな思いを込めています。

 

 

私の仕事は、まるで友人の家を設計するように向き合うこと。

普段は、住宅設計士である私。近頃は、SNS(Facebook・instagram・Twitterなど)を見てるよ〜と言ってくださるお客さまもじわりと増えてきました。素直に、嬉しいです。
私は、『大切な友人の家を設計するように』という理念で、依頼者さまに向き合います。

設計図

ちなみに、このブログでは、建築現場の様子を次々とお届けするというよりは、私の目線で、暮らしの楽しさ・暮らしの愉しさを書いていこうと思っています。
それでは、明日からも、引き続きよろしくお願いします・・・!



最後に。
ブログ立ち上げに際してお世話になった方々に、多大なる感謝の気持ちを込めて。

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