リビング計画時のチェックポイント
自邸のリビングへの思いに考えをめぐらす、わたしあずです。
こんにちは! ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。
今日は、帰宅後比較的ながい時間過ごすことが多いリビング(LDK)について、計画時のチェックポイントをまとめてみました。
Contents
①何帖必要かではなく、どうやって過ごしたいか
今暮らしているアパートの広さを、比較の前提にされるご家族はいらっしゃいます。ダメというわけではありません。『18帖が絶対条件です』とおっしゃる方もよく出会います。
とはいえ、長細い構成が多いアパートの間取りとは異なり、注文住宅の場合はもう少し自由度がありますよね。各部屋や空間のつながり方が変われば、『帖数』を中心に判断するのはもったいと…私は考えています。
一旦、じぶんの常識(何帖必要かなど)という呪いから放たれてみると、新しい正解をつくることもできます。
【例】
「リビング脇に、子ども学習スペースがほしい」
「リビングTVの前で毎夜ストレッチできる広さがほしい」
「ソファは置かず、4人が丸い座卓を囲めるほどの広さがほしい」
「リビングの隅に、クローク(家族4人が毎日使うカバンが収納)がほしい」
などなど、『誰が・いつ・どうやって使いたいのか』が明確であるほど、形になった時により満足度が高まります◎
②どの時代を優先にしたリビングにしたいのか
また、『いつの時代を優先にした家にするのか』を考えた時、夫婦時代なのか在宅人数が最も増える子育て時代なのか…
視点が変わると間取りにも大きく影響するので、大切にしたいポイントです。
③どんな物を、リビング内に置くのか?
例えば、具体的に写真を撮って見せてくださる方もいらっしゃいます。家づくりにおいては恥ずかしいなんてことは、一旦忘れたほうがいい時もあります◎
【例】
「幅80cm、高さ90cmの3段引き出し収納を新居でも使いたい」
「窓の近くに、高さ120cm程度の観葉植物を2つ置きたい」
「子どもがおもちゃを片付けやすい高さの物置スペースがほしい」
などなど、『誰が・いつ・どれほど置くのか』を整理しながら適材適所適量の収納空間を計画していきたいですね!
④リビング脇の畳部屋は、どの程度の重要度なのか?
「なんとなくあると便利そう…かなと思うけど使い方は…はて?」という依頼者さんからのお話もあります。
今時のアパートにはなかなか和室たるものが存在していないことも多く、悩まれる方も多いです。
リビングの床材をたたみにされる方もいらっしゃいます。また、そもそもタタミを選択せず、フローリング仕上げで潔く決定される方もいらっしゃいます。
いちど『じぶんの常識』から放たれることも、時には大切ですね(^^)
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投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
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