一直線のLDKは良し悪しどちらなのか??

土地購入をしたい方々のお手伝いに勤しむ最近のわたし。。

こんにちは!リラックスできる家研究所 ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。

『まどり』と『土地』は密接につながるものとして、わたしもいつも慎重に検討を重ねます。今日は、ある悩める子羊さんからのご質問に答えてみます。

 

 

いただいた質問がこちら

間取りの質問
間取りの質問

 

 

 

質問の要点はこちら

  • 縦長の土地を購入したが、間取り作りに苦戦している
  • LDKがまっすぐがいいのか
  • LDKがでこぼこしているのがいいのか
  • そもそも縦長の土地にリビング階段は、狭く感じるのか?
  • LDKは一直線のほうが過ごしやすいのか?

 

 

縦長(細長)の土地を購入する時の注意点

道路に立った時、土地に対して細長い土地というのは、真四角な土地と比較すると建築条件が厳しくなります。なので、価格もそれなりに相場よりも安価な場合が多いですね。

 

一見安価な土地だったとしても、次のようなことには留意した方が良いですね。

①間口は8m以上確保できるのか。それ以下でも構わないのですが、車や人の出入りを要検討。

②セットバック(接する道路が狭くて自分の保有土地が削られること)が必要かどうか。

③駐車スペースは、自分の敷地内に確保するか、月極を借りるのか。

④その土地に希望に近い間取りは叶いそうかどうか。

⑤採光(外からの光)は確保できそうでない場合、吹抜案もあり?

⑥住宅密集地の場合、高さ制限などで思うように建築が可能かどうか。

ざくっとまとめてみましたが、他にももちろん重要事項はたくさんあります。これ以上は、実際に現場調査というのを実施してから判断をします。

 

 

 

実際に、建長(細長)土地に、近い事例

30.5坪のお家
南側道路の土地
30.5坪のお家
南側道路の土地

この暮らしの特徴(特にLDK中心に解説)

  • 敷地に入ってから10m近く歩かないと、玄関にはたどり着けない。(南側土地の課題)
  • とはいえ、外構や間取りの工夫次第で、屋外からの視線を遮ることもできる。
  • 駐車した車を見続ける庭になってしまうかもしれない点は、工夫か覚悟を。
  • キッチンが、コックピットのようなポジションで家事もラク。
  • 対面キッチンにすると、とくにかく1階が見渡しやすい。

などなど。縦長(細長)い土地だと、良し悪しは同じようにあります。

ちなみに、上の事例は、一直線にLDKがつながる事例でした。

 

 

 

一直線につながるLDK事例

LDK14帖
LDK14帖
LDK18帖
LDK18帖の家
家族の書斎
家族の書斎のある家

 

 

 

LDKデコボコ間取り?がよき家も、事例紹介

LDK間取り
LDK間取り
LDK間取り
LDK間取り
踊り場付き階段
踊り場付き階段

ノンプリーツカーテン

リビング階段
リビング階段がキッチンの近くにある家
ライティングレール事例
リビング階段がキッチンの近くにある家
細長い家
細長い家

 

 

おまとめ

LDKは、一直線でもクランクしていても正解。

そもそも縦長の土地にリビング階段は、狭く感じない工夫もできる。

 

 

あえて、構造バランスを考えると、結果が限定的になることもあります。

階段は、リビングでなくとも、『ダイニング階段』でも『キッチン階段』でもご家族が納得していれば、それもまた賢明な選択なんですよね。

もちろん課題を理解した上で、じぶんたちが『これでゆこう!』と思う方向へ、まずは舵きりして考えてみましょう( *´艸`)

 

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
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■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
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