ログハウスだけでなく、ログハウスの考え方に基づく家も良き。
ログハウスについて考察したい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 ログハウスについて私なりの見解を教えてほしいという稀有な質問がありました。 先日、長野県を訪ねた際の事例を交えてのお話です。
Contents
ログハウスとは、そもそもなんなのか?
ログハウスとは、丸太で構成された家のイメージが強いででしょうか。キャンプ場などで泊まられた方もいらしゃいますよね。わたしは子どもの頃に、地元相生市『らかんの里』にてログハウスに宿泊しました。
それでは、まずはメリットから並べてみます。
[ログハウス]メリット
⚫︎存在自体が、雄大
⚫︎ゆっくりじっくり家時間を楽しみたい方に似合いやすい のかも。
⚫︎木の香りに包まれることが、人によっては癒しになる。
⚫︎床壁天井が基本木製なので、下地があると同然。生活空間をDIYしやすい。
⚫︎木製でできているという、それこそが断熱体になる。調湿効果も期待できる。
[ログハウス]課題点デメリット
⚫︎木質が生活空間に露出しているということは、木の伸縮の影響もでやすい。季節によっては木と木の間に隙間ができることも。
●基本的に木を使うだけだから「お値段そんなに高くないのでは?」と思われがちですが、加工手間がかかるのと、ログハウスとして使える丸太を採用することを考えると、決して費用はお安くはないです。涙
⚫︎お掃除も決して、簡単ではない。涙)
でごぼことした木質面は、時に煩わしさを感じることも。あるていど許容できる心の余裕が必要そうです。
⚫︎木を多用するということは、空間全体が暗がりになりやすい。照明でコントロールできるように配慮が必要。
ログハウスではなく、それらしく暮らすのもアリ。
上記でお話したように、ログハウスというのは、なかなか実現できない方もいます。そんな時、『ログハウスをもとにした考え方の家』であれば、それも選択肢になるのではないでしょうか。
ポイントは、例えばつぎのとおり。
- 雄大さ
- 木の香り漂う癒し
- 床壁天井を木質仕上げでDIYできる感
- 暗がり感、おこもり感
『ログハウスをもとにした考え方の家』(例)
実際に、長野県白馬村へ訪ねたときの散歩写真です。どの家も、雄大で地に足つけた感じ。経年変化感じられる家々ばかりです。
土地柄、セカンドハウスやゲストハウスに使われることも多いので、おうちのご予算もしっかりめにかけられている印象。
外壁仕上げに木の板を貼るのも、それらしさ感じます。
丸太の構造体が、外部に一部出てきているのもログハウスが派生したみたく、雄大さがありますね。
15年前くらいでしょうか。 ひまわり工房でも一時期、家の中ほぼまるごと板貼りの家が大流行しました。 その良しあしとともに歩んできました。
『ログハウス的なる家』の考え方に共感される方がいましたら、ご相談に応じますので お声がけくださいね(*‘∀‘)
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投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
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