曾祖父の家をリフォームして、三世帯で一緒に暮らしたい。

三世帯のリフォームについてお話したい、わたしです。

こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士の)東沙織です。最近、リフォームや大型リノベーションのご依頼が続いているひまわり工房です。今日はそのあたりのお話です。

 

こんな質問がありました。

いただいたご相談
いただいたご相談

はじめまして! mといいます。いつもinstagramへの投稿を楽しませていただいております♩

今は夫と2人で借家暮らしなんですが、来年あたりに、実家に戻ろうと相談しており、そのタイミングで高齢の祖母もいる実家を住みやすくしたいなと考えています。

曾祖父の時代からの建物のため昔ながらの太い梁などを活かしたく、建て直しではなくリノベーション?リフォームをしたいのですが、何から手を付ければいいのかわかりません。

まずはどう動いていけばいいか教えていただきたくDMさせていただきました!

整理をすると…

  1. 高齢の祖母もいる実家で、一緒に住もうと思っている。
  2. 曾祖父時代に建てた家。昔ながらの丸太梁を活かしたい。
  3. 何から手を付けたらいいのかわからない。

こんな感じですね。では、答えていきましょう。

 

 

 

リフォーム後に高齢の家族も一緒に住むなら

床下断熱
床下断熱の施工中

ひまわり工房では、ご高齢の家族とともに三世帯で暮らしたいというリフォームも、過去多く施工させていただきました。 ご高齢の家族がいる前提であれば、わたしは気になることがあります。

  • 現在、高齢の家族が入院していて、その家族が退院するまでに家を整備しないといけないのかどうか。(要介護認定などを認可されているのかどうか)
  • 現在、高齢の家族が在宅でいて、その家族が要介護認定などを認可されているのかどうか。
  • 現在、高齢の家族が家で元気に過ごしているが、今後年を重ねていくなかで 出来る限り家で過ごしていきたいのかどうか。

など挙げられます。高齢の家族がいる家をリフォームするということは、家での暮らしやすさを見直すため、介護対応のリフォームを検討するのも選択肢です。(例:浴室や居室の断熱化、段差解消、手すり取付、扉から引戸への変更など)

 

要介護認定とは。

第1号被保険者となる65歳以上の人は、原因を問わず日常生活で介護や支援が必要になったら、要介護認定を受けることができます。

※満40歳から受けられる要介護認定は、特定疾病が原因の場合。

 

手すり取付After
手すり取付After

家での暮らしを見直すこのタイミングで、ご高齢の家族がどうしたいのかを家族会議で再確認するのも良いでしょうね。

 

 

古い住宅をリフォーム際に気になる耐震について

補強工事
補強工事

1981年5月31日以前の基準を『旧耐震基準』、1981年6月1日以後の基準を『新耐震基準』といいます。 2000年にも大幅に耐震基準が見直された経緯があります。大地震がある度に見直されてきました。

『旧耐震基準』の時代に建てられた建物は、耐震基準を満たしていない可能性が高いので、耐震リフォームを同時に行う事例もあります。 また、『新耐震基準』であっても、2000年以前の住宅リフォームの際は、行政の耐震診断を依頼される方がいます。

中古住宅へ住み替えを行うとき、リフォームを行うときは、築年数や耐震配慮も念頭に置かれてみることをオススメします。

 

 

 

古い柱や梁は、シロアリ被害がないか確認を

丸太梁
丸太梁

過去のリフォーム事例の中でも、「小屋裏にある大きな丸太梁を再利用したい」と言ってくださった方が多くいました。 しかしながら中には『シロアリ被害』にあっていて、使い物にならないほど腐り朽ちてしまっている現場もありました。

今後、長く過ごしていく上でデメリットになるようであれば、時に諦めることも無難な選択です。

 

 

どの時代を優先する家にするのか。

東沙織
東沙織

『家族全員が暮らしやすい家』であることはまちがいなく正解です。とはいえ、それらを全て叶えるためには 大いなる予算も必要です。

  • 家に長時間在宅する(高齢の)祖母が一番過ごしやすい家?
  • 曾祖父が喜んでくれるような家?
  • 親世帯と子世帯の二世帯で過ごすことを前提とした家?

『どの時代を優先する家にするのか』の焦点が定まると、家づくりは価値ある財産になると思います。 家づくりの登場人物は多ければ多いほど意見がまとまらないのも事実ですが、そのぶん、価値ある思い出にもなることでしょう。

まずは家族がこれからこの家でどうやって過ごしていきたいのか、家族会議するのがいいでしょうね。 わたしのような『暮らしの設計士』に間に入ってもらうのも、潤滑油となる可能性があるので頼るのも選択肢です。

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
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