家の建て時はいつ? 20代~50代世代別のちがいとは。

家の建て時っていつが理想なのか考えている、私、あずです。

こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士の)東沙織です。今日は家づくりにおける『建て時』を世代別に考察してみます。

 

家の建築(or建て替える)を考える時はいつなのか。

20代の土地探し

一般的に、人生の節目において家づくりを考える方は多いですね。例えば、次のような感じ。

  • 結婚をすると同時に。
  • 新しい家族(第一子や第二子など)がふえる時。
  • 仕事に復帰したいと考える時。
  • 子どもが成長し、両親にも子育てを応援してほしいと考える時。
  • 親と同居することが明確になってきた時。
  • 異動や転勤が把握できた時。
  • 子供が独立して、家族構成が変わる時

などなど。 大きな節目から小さな小さな節目まで様々です。ですが決して、友だちが新居を構えたからといって慌てて流されないように、冷静な心をもつことも大切だなと… 正直わたしは考えています。

[世代別]で家を購入するメリット・デメリットが微妙に異なってきます。次にまとめてみました。※地域性があるとおもうのですが、今回は兵庫県相生市を想定してみました。

 

 

[20代で]家を購入するメリット・デメリット

メリット

  • 子どもがいないうちに、ある程度の貯金ができる。
  • ローンの返済期間が長く設定できる。
  • ローンの完済を、老後を迎える前に終えるられることも。

 

デメリット

  • 家族構成(特に子供の人数や性別)が確定しない傾向。
  • 勤続年数が3年未満の場合、希望の融資額に届かないことも。
  • 収入や貯蓄額が少ない場合、希望の融資額に届かないことも。
  • 子どもが小さい場合、家を汚されるカクゴを。。
  • 家の老朽化に伴い、老後を迎える前に修繕費用がかさむことも。

 

 

[30代で]家を購入するメリット・デメリット

メリット

  • 30代後半になると、家族構成がほぼ明確になるので、過不足がない家計画をしやすい。
  • 老後を迎えるまでにローンを完済することも可能。

 

デメリット

  • 子どもの教育費とローンの両立による、経済的圧迫の可能性も。
  • 子どもの成長に伴い、間仕切り壁リフォームが必要になることも。
  • 子どもが小さい場合、家を汚されるカクゴを。。
  • 子どもの進学に伴う出費と、家の修繕時期(修繕出費)が重なることも。

 

 

[40代で]家を購入するメリット・デメリット

メリット

  • 貯蓄額によっては頭金を多くできるので、ローン負担は少なくできる。
  • 将来的な収支のバランスが把握しやすい。
  • 子ども独立後を想定した家づくりを考えやすいのも 賢明な選択肢。
  • 将来的な両親との同居や介護の予想がつきやすい。

 

デメリット

  • 子どもの進学に伴う出費と、家の修繕時期(修繕出費)が重なることも。
  • 老後までのローン完済は難しいことも。
  • 賃貸に住む期間が長くなると、そのぶんの家賃負担が多い。

 

 

[50代で]家を購入するメリット・デメリット

メリット

  • 収入・貯蓄額が高い場合、短期ローンでも高価な家を購入できる。
  • バリアフリーなど、老後の暮らしを想定した家づくりができる。
  • 二世帯を想定した家づくりも選択肢になる。

 

デメリット

  • 長期ローンは審査に通りにくい。
  • 老後に必要となるお金を、住宅資金が圧迫する可能性も。

 

 

優先順位はどうなのか。

  • 賃貸の家賃がもったいないから、家を建てるのか。
  • 消費税が増税するから、家を建てるのか。
  • ローンを老後までに完済したいから、家を建てるのか。
  • 家族構成がある程度確定してからの建築が理想なのか。
  • 老後にそなえた家として建築するのが理想なのか。

本当に、ひとそれぞれです。どうしても、同じ世代で同じように子育てをしている人がまわりに多くいた場合、比較してしまいがちです。その気持ちもよくわかります。

高校生の時に、まわりが進学を選ぶひとが多ければ自分も…!となるし。社会にでて数年後、まわりが結婚し始めると自分も…!となるし。家づくりももしかして…それとどこか似ているような気もします。

でも決して流されなくていいと思うんですよね。

 

 

どのタイミングも間違いではない。

若くして家を建てればたしかに、心も休まりながら子育てができます。一方で、家を長寿命化させるための維持費もかかるのです。

年を重ねて家を建てればたしかに、賃貸の家賃代が負担増で損かもしれません。一方で、将来設計の見通しがたった家づくりもできるのです。

『わたしたちの軸』的なるものをしっかりもっていれば、賃貸生活でも一軒家生活でも 納得して暮らしていけるものじゃないでしょうか。

OBの施主さまと
OBの施主さまと

迷走しそうだったら、一度暮らしの相談会に来てくださいね。

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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