将来はリノベの仕事がしたい。学生のうちに建築に関わるバイトや体験をしたほうがいいのでしょうか?(学生の質問に答えます)
建築を志す学生をこれからも応援したい、私あずです。
ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。
以前から、私のinstagramには、全国の学生から相談が寄せられています。今日は、学生さんからいただいた質問に答えてみまました。
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質問相談『学生時代に建築バイトや建築的体験をしたほうがいい?』
今回は、instagramDMにてご質問いただきました。
こんにちは、将来、リノベ系に進みたいと考えている建築学部の1年生です。学生のうちに模型作りのバイトなど建築にかかわるバイトをしたほうがいいのかなと思って探してみたのですがなかなか見つからず、、やっぱり体験しておいたほうがいいものですか?
それから、大学院にいこうかと迷っています。大学院にいくメリットとデメリットを教えていただきたいです。よろしくお願いします。(※大学院のお話は、次回へ持ち越します。)
さて、早速答えていきましょう。
ふつうの建築学生ライフは、とにかく忙しい?
- 個人設計課題制作
- 現地調査
- グループ設計課題制作のミーティング
- 学外コンペに出展
- 建築の偉大な先生が近くまで来たら急に聴講しに行く
- 建築的イベントがあれば頭つっこんどく とか
バイトしてる暇も、ボランティアしてる暇もあるのか?!と疑いたくなるほど忙しいものです。。
建築のおしごとをしたい学生なら、体験してみると判断材料になるかも。
就職してから『ナンカチガッタ…。』というミスマッチが多いのが建築業界あるあるなんですよね…。きっと期待値が高すぎることが理由のひとつだと思います。「…え?こんなことも仕事のうちなんだ?!」ということは、もちろんわたしにもありました。業界が変わっても似たようなものかと。
「学生の時に知っていたら、行動が変わっていたかもしれない。」
これは私の本音です。インターンシップやアルバイトにかける時間は、じぶんの『就職』を考える上で、行動選択肢を広げる意味でもとても有意義な時間になるひともいます。わたしもインターンシップやアルバイトで得た経験をもとに、今のじぶんがある。そう思えます。
ちなみに、こんなバイトの探し方がオススメ
- 地元や今住んでいる近くの工務店さんにバイトしたいとお願いする
- 無理承知で、設計事務所にバイトしたいとお願いする
- お気に入りの大学(or専門学校)の先生に、アルバイトしたいと言う
- 非常勤講師(実際に現場を動かしていることが多い)に頼む
- 建築系イベントやボランティアをやってみて、先輩に依頼先がないか聞く
- 『長期休暇』だけでも受け入れてくれるかもしれません
学校の先生や先輩は、いろんなつながりを持っているものです。なので、いろんなご縁のはじまりになることもしばしば。私も、実際に大学の先輩に教えてもらったバイト先で模型製作をやっていたことがあります。他大学の学生も出入りしていましたし、それはそれで良い経験になりました。
でも正直、ぜったいに建築系バイトをしないといけないことはないので、無理に探すよりも今できるバイトを突き詰めていったほうが時間的にも金銭的にも有利だったりしますよね。
建築系学生が集うバイトをしていて思ったことがあります。ちょうど模型製作のバイトでした。わたしよりも隣にいる学生がむちゃくちゃ制作スピードが速いんですね。あーーーーーって。あーーーーーっ自分何してんだろうってなりました。これって、本能なんでしょうね。『隣の学生がじぶんよりもスキルが上なんだ』って知ると、悔しい気持ちになったものです。大学では同じようなレベルの学生の集まりなので見えていなかった、『世の中の建築学生の中にいるじぶん』に向き合えるいい体験でした。
ちなみに、貴重な『若き時間』。
あえて、専門外のことへ挑戦するのもアリ。
以前のブログにも書いたのですが、若い時間って本当にあっという間。私の大学時代がもう10年前という事実にも驚きますが。建築バイトだけではなくて、建築的旅や海外建築に会いに行く旅。日本の島巡礼旅をしてみるとか、とにかく動けば動いた分だけ自分の血となり肉となるでしょう。一方で、あえて動かずにじっと同じことに集中する若き時間もまた価値はあるのでどちらがどうとかではありません。
- 就職に有利になるかもしれないから、何を差し置いてでも建築バイトや建築体験に一生懸命になる。
- 就職に有利になるかもしれないけれど、限られた時間だから好きなことや興味が強いことに挑戦する。
- 器用だから、両方をやってみる。
どれも正解ですよね。不正解はないです。人には人の価値観や構想があるものです。『学校から言われているから…』とか、『みんな同じ方向で頑張っているから…』とか、『大手企業に就職するためにこの学校に入ったから…』とか。
時間をどうやって使っていくかが『覚悟』できたら、後悔せずに有意義なものになる。
まわりの行動に流されず、『自分はこうなんだ!』って誓えたら、後に後悔が残りにくいんだと思います。もしかしたら、あえて建築から離れたことに一生懸命になった結果、その行動が人生を左右するきっかけになるかもしれませんよね。
迷ったら、トライしてみる。すると次なる行動がみえてくる。
とりあえずやってみる。やってみてちがったなら次なる行動が見えてきますよね。
時間はみんな平等に24時間。だからこそ、与えられた時間に何をするか。覚悟が決まると、よりいっそう有意義な学生生活が送れるんだと思います。
Q.将来、建築のしごとをしたいのですが、『学生時代に建築バイトや建築的体験をしたほうがいい?』
A.「学業に差し支えなければ、ぜひやってみるといいでしょうね!長期休暇だけでもお願いすると受け入れてくれるかもしれません。それはそれで良い経験になりますが、くれぐれも無理のないように。」
私も年中、学生バイトは募集しています。長期休暇のみのインターンシップも受け入れOKです。
私がお伝えしたいことは以上です。
なにかわからんことがあったら、聞いてくださいね。たまにinstagramLIVEで相談会もやっているのでね。
あ!案内が。
2/21(水)@福岡市内で『建築系進学相談会』&『建築系就職相談会』やります。
わたしと一緒にしごとしたいとか問いませんので、気軽~にお茶感覚で予約してくださいね~!(90分/人)場所は連絡いただいてから決めます。
※2日以内に返事がなければ、メールが届いていない可能性があるので再送するか、SNSでアクションをください。
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📞0791-22-4771
『家のことで相談したいのですが…』とお伝えください。
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投稿者プロフィール
-
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
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