建築士を取りたいのですが、在学中に取ったほうがいいですか?(学生の質問に答えます)

建築を志す学生を応援したい、私あずです。

ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。

以前から、私のinstagramには、全国の学生から相談が寄せられています。今日は、学生さんからいただいた質問に答えてみまました。

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【2/12追記】
↓このブログの内容は、LINEにてラジオ配信したので、忙しい方は作業しながらこちらを聞いてもらってもいいかと!ゲームしながらTwitterしながら聞けるよ♪


 

質問相談『二級建築士を取りたいのですが、やはり学生のうちに取っておいたほうがいいですか?』

(実際のメッセージがこちら)

こんにちは、初めまして。今年の春から建築の専門学校に進学するんですが、私が進学するところは 通常は2年制なのですが、二級建築士を取得したい人は3年制にすることもできます。

私は二級建築士を取りたいのですが、やはり学生のうちに取っておいたほうがいいですか?

 

なるほど~!というか、この手の質問もじわり多くて(週2くらいですが)驚きます。さて早速答えていきましょう。

 

 

実は置かれている状況が私の弟とよく似ている

私は3兄弟でして。姉(私29歳)のほかに、妹(27歳)と弟(23歳)がいます。実は3人とも、二級建築士の取得方法が違っています。

  • 私は、4年制大学で建築系学科を卒業して、社会人1年目に建築士を受験しました。
  • 妹は、2年制短期大学で建築系学科を卒業してから専門学校へ1年だけ行き、在学中に建築士を受験しました。
  • 弟は、2年制建築専門学校を卒業してから大学(残り2年間在学)へ編入し、在学中に建築士を受験しました。

有利か不利かは一概に言えませんが、『いろんな取得方法がある』んですよね。

弟と。笑)
弟と。笑)

 

 

 

社会人になってからの勉強はなかなか大変。。

『新人として、あっぷあっぷになりながら日々を過ごす』これと並行して勉強を進める。これってなかなか簡単なことではないんですよね。不器用な私には、本当に大変でした。

「学生の時に二級建築士を取得しときたかった〜!」

これは私の本音です。しかしながら、大学という進路を選んだ私には『卒業しないと受験資格を得ることができなかった』んですね。在学中は、もちろん建築に関わる基礎的な学習や技術も学ぶのですが、あくまで基礎的なことの連続なわけで。どちらかといえば、与えられた4年間にどれだけ面白い人脈を作るかとか、どれだけ学校以外の場所で面白い体験を積むか… そんなことに一生懸命でした。大学生って、『自分の方向性を見つめる時間を与えられている』ような気がします。

一方で、専門学校は学びもストイックに専門的なので、人生の方向性を見つめる…というよりは、『就職に向けて専門性を磨いていく』みたいな側面がありますよね。若くして専門性が決まっている人は、専門学校がより早期就職への近道。同時に、専門学校によっては、在学中の資格取得が可能なところもあります。(今回の質問にあるように)在学年数を増やして在学中に資格取得するのも選択肢です。学生生活は大変かもしれませんが、社会人になる前に資格試験の苦労を終えることができるので、少し荷が軽い社会人になれますよね。在学中に二級建築士の資格取得できるって羨ましい…!

おめでとう

 

 

 

ちなみに、貴重な『若き時間』。
あえて、専門外のことへ挑戦するのもアリ。

若い時間って本当にあっという間。私の大学時代がもう10年前という事実にも驚きますが。

  • 在学中に資格試験を受験できるから、それだけに一生懸命になる。
  • 在学中に資格試験を受験できるけど、限られた時間だから資格試験以外のことに挑戦する。
  • 器用だから、両方をやってみる。

どれも正解ですよね。不正解はないです。人には人の価値観や構想があるものです。『親から言われているから…』とか、『みんな同じ方向で頑張っているから…』とか、『資格取るためにこの学校に入ったから…』とか。

時間をどうやって使っていくかが『覚悟』できたら、後悔せずに有意義なものになる。

まわりの行動に流されず、『自分はこうなんだ!』って誓えたら、後に後悔が残りにくいんだと思います。もしかしたら、あえて専門外のことに一生懸命になった結果、その行動が人生を左右するきっかけになるかもしれませんよね。

 

 

ちなみに、私はこんなことに挑戦しました。

  • 茅葺き古民家再生プロジェクトに参加
  • 建築設計事務所のアルバイト
  • IKEAでのアルバイト(インターンシップ的な)
  • 警備会社でのアルバイト
  • いろんな立場でのボランティア活動
  • 瀬戸内海島旅
  • デザインコンペ出展
  • カメラに没頭
  • 遠距離恋愛とか。。

思い出すとこんな感じ。茅葺き古民家再生プロジェクトは、今に繋がる運命でした。どの経験も今の私の行動につながっています。綺麗ごとみたいに聞こえるかもしれませんが、無駄なことって本当にないんだなと。

この茅葺き古民家を、今も再生しています。
この茅葺き古民家を、今も再生しています。

 

 

 

 

迷ったら、トライしてみる。すると次なる行動がみえてくる。

とりあえずやってみる。やってみてちがったなら次なる行動が見えてきますよね。

時間はみんな平等に24時間。だからこそ、与えられた時間に何をするか。覚悟が決まると、よりいっそう有意義な学生生活が送れるんだと思います。

 

 

Q.二級建築士を取りたいのですが、やはり学生のうちに取っておいたほうがいいですか?

A.「たしかに、学生のうちのほうが無難かもしれません。一方で、学生時間はとっても貴重。何のために時間を使うか覚悟が決まれば、在学中の取得を目指さなくてもその後の行動に後悔が残りにくいと思います。建築士は働きながらでも取得できますが、学生生活はほぼ二度と戻ってきませんから♡」

少し回答の着地点というか方向性ずれましたが。汗) 私がお伝えしたいことは以上です。

 

 

 

なにかわからんことがあったら、聞いてくださいね。たまにinstagramLIVEで相談会もやっているのでね。

あ!案内が。

2/21(水)@福岡市内で『建築系進学相談会』&『建築系就職相談会』やります。

わたしと一緒にしごとしたいとか問いませんので、気軽~にお茶感覚で予約してくださいね~!(90分/人)場所は連絡いただいてから決めます。

※2日以内に返事がなければ、メールが届いていない可能性があるので再送するか、SNSでアクションをください。

 

 

 

 

 

 

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💌info@himawari-kobo.net
📞0791-22-4771
『家のことで相談したいのですが…』とお伝えください。

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中