私は顔の見えない場所での評価なんて、気にしない。 輸入家電ミーレ社の発想や哲学に、自分を重ね合わせる。
こんにちは!ひまわり工房(広報 設計士の)東沙織です。
三連休が終わりましたね。私も最終日は休暇をもらっていました。
Contents
ドイツでの必然の出会い。それが『ミーレ』という名の洗濯機。
9月に行った、ドイツ建築旅(エコバウツアー)で出会って以来、どうしても頭から拭えないモノコトがありました。それは、ミーレという洗濯機の存在。
ドイツで、ミーレとメルセデスの巨大エンブレムが横並びになるビルに遭遇しました。本場ドイツでのミーレのポジションを知って驚愕でした。その翌日、偶然、4階建だったか集合住宅の小屋裏でミーレの洗濯機を発見。この洗濯機はどうやって4階まで持ち上げたんだろうかと不思議な気持ちに。しかも何台もミーレ洗濯機が並んでいて、その残像が未だ拭えなくて、これはもしや…ミーレが私を呼んでいるのかしらと。(概ね、私の妄想。。。)
日本製洗濯機と価格比較するとおよそ3〜5倍の値段に普通は呆れ顔になるもの。笑)いわゆる、高級洗濯機です。それでも気になるんです。なので、休日を使ってミーレ洗濯機を学びに行ってきました。
想像が止まらない!だから実際に、洗濯機に会いに行った!
午前中は、ミーレ岡山へ。ランドリーについてめっちゃ伝授いただきました!私に時間を割いてくださって、本当有難い限りです。#ミーレ #Miele #洗濯機 pic.twitter.com/SrzFripsH5
— 東沙織 @あず【暮らしの設計士+生配信パーソナリティ #あずLIVE 】 (@azyu_azu) October 10, 2016
朝7時に家を出発。ゆっくりのんびりルンルン気分で向かったので、目的地である宇野港周辺に到着したのは、なんと打ち合わせ約束の10分前。。。汗)
ついに〜!到着〜♡!
この赤いロゴを見て、運転疲れが一気に吹き飛ぶワタシ。笑)
早速、1時間半の実験が始まります。
い、1時間半って・・・と笑いそうになる気持ちとは裏腹に、着々と進む実験。笑)
そして、なぜ1時間半もかかるのかを、後で知って驚くのでした。
↑ちなみにこの写真は、昨日つけたケチャップ汚れがどれほどキレイになるかというもの。
ミーレの洗濯機は、一言で言うと、輸入物の白物家電です。一見、英語表記の押しボタンにつき、思わず『?????』←こういう状況になりそうになりました。笑)
でも安心して♡。テプラとか貼る必要はないです!笑)
→モニター部分には日本語が表記されているから!!!私は日本語が読めるから大丈夫!!!
しっかし、所要時間1時間20分って、なんでーーーーーー?!とやはり突っ込みたくなる私。。。その答えは、この次の座学でわかりました。
ちょっと休憩。いろいろとミーレマシン(家電)を体感!
ミーレのお掃除ロボットさんです。
お掃除ロボットの考え方って、『ほうきとチリトリ』が内蔵されたようなもの だそうです。だから、従来の掃除機も兼用しておきたいなぁという見解になりました。(あっさりでスミマセン。。。)
私は、基本的にmac pc🍏を愛用している人がお好きです。ですので、ご案内人であるミツハタさんは『きっといい人だ』という謎の信頼感に包まれていました。しかもワタシのためだけに、け、、、ケーキを作ってくださっていた模様。。。汗)
特筆すべきことはもちろん、ミーレマシンで調理されていることと、最高に美味しいこと!!
ミーレマシン(調理機器)は、原則、ビルトインタイプでの商品展開になります。いわゆる、オーダー収納が必要です。
以前、私はお施主さまが『ミーレの食洗機』を採用されて触ったことはありましたが、その他にもこんなに本格的に家電展開されていたことに驚きました。しかも、かなり充実カスタムで、お料理好きな方にはヨダレが出そうな細かな設定が可能となっています。
ミーレ社の発想や思考、哲学に、自分を重ね合わせる。
ミーレの歴史やら、思考、哲学など、多面的に教えていただきました。正直、今回のお話を聞くまでの私はというと、こんなことを考えていました。・・・
●ミーレ製品は結局、高いからお金持ちしか買えないだろう。
●外国製におなじみの、しょっちゅう壊れる予感。
●外国製は細かいことに疎く、日本人には不向きな作りかな。
とまぁ、くだらない先入観がありました。(ミツハタさん、ゴメンなさい!)
でも、この以前の先入観は、恥ずかしいほど思い込みにすぎないということがわかりました。
輸入家電は、その国のライフスタイルが色濃く反映する。
まさに!と同感できました。よく考えると、ドイツ人と日本人ってどこか似ています。
真面目なところ。細かいところ。ちょっとケチ(倹約家節約家)なところ。。。などなど。
ですので、輸入家電は、特にその国のライフスタイルを理解した上で購入するのが賢明だということでした。ドイツ洗濯機は、少しの水と電力で可動させることを目的とされています。
ドイツでは、良いものには、それ相当の時間をかける。
冒頭、なぜミーレの洗濯機は、洗濯〜脱水するだけに1時間半もかかるのか謎でした。けれど、本来ドラム式形状の洗濯機で洗濯しようとするとそれ相当の時間をかけないと汚れが取りきれないとのこと。悲しいかな、日本では『時間』というものが優先事項として挙げられます。時間のかかる洗濯機なんて購買意欲が落ちるようなものです。日本メーカーの洗濯機は、日進月歩、様々な開発がされているにしても、(ドラム式の大前提として)本来必要とすべき洗濯時間を無理やり短縮して売りにしているので、そりゃ、ドラム式で汚れが落ちにくいという文句が出るのも仕方ないな・・・と理解できました。
良いものは、やっぱり安くはない。
驚いたこと。それは、ミーレの家電を嫁入り道具(新築祝いだったか?)に親や祖父母から譲り受けるというドイツでのエピソード。しかも、既に10年、20年使用していたという家電を『かっこいいでしょ?!』と言わんばかりにフル装備! 経年変化で『Miele(ミーレ)』のロゴが消えかけてても、譲り受けることのほうがクールだと言える考え方に共感しました。決して安くはない家電だからこそ、長く世代をまたいで愛されていくことを実感しました。
ハイテクとローテクの融合。
何世代にも渡って、永く愛されるデザイン。
壊れない家電なんて、この世にありません。壊れてもメンテナンスがしやすいように心がけて作られています。部品ももう何年もずっと同じようなパターンだし、可能な限り自社製造を意識されています。それも、100年続く企業だからこそ・・・何世代にも渡って愛されるデザインを生みだすよう努力されています。あの、スティーブ・ジョブズも愛用してたそうです。
まさしく、私の人生観や設計観と ミーレ社の哲学って、似ているなと思いました。
だから、好きなんだなと。
だから、帰宅後父親に語り尽くしていたんだなと。笑)
いいと思ったら、口コミで判断せず自分を信じる。それが私流。
1時間半経った頃、もう一度洗濯機を見に行きました。おそるおそる扉、オープン!
ケチャップがめっちゃ綺麗に落ちてるーーー!!!
(堅牢さ、よくわかりました。)
人は、高い買い物をする時ほど、口コミや評判を気にして慎重になります。私も、全く無視すると言ったら嘘になります。。
けれど、そのネットに書かれた口コミに愛はあるのか?!単なる憎まれ口ではないのか?! 誇大評価されたものではないのか?!同業他社の書き込みではないのか?!
とまあ、顔の見えないネット掲示板では、本当のことや事実なんて、わかりっこありません。私は、自分がいいなと思ったものほど、顔の見えない人の評価を気にしないようにしています。顔の見えない人の意見なんて、正義感とは思えません。
気になったら、実際に行動するのが私流です。いいと思ったものに対して死ぬまで指をくわえ続ける人生なんて酷すぎます。。。
こんなに家電製品に愛を抱いたのは初めてです。笑)
自邸を持つ頃には、あの品番のランドリーを買うと、もう決めています・・・!
投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
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