2階キッチンってどうなの?(答えますね♩)
2階キッチンの良し悪しについて考える、私あずです。
ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。
先日、instagram内で『2階キッチンって、正直どうなんでしょうか。』という質問がありました。今日はこの質問に答えてみますね。
今回は、我が実家(築22年)に基づく解説につき、リアルをよりお話できればと思います。
◎2階:3LDK+物干しバルコニー
◎1階:浴室、営業店舗(現在居住空間)
Contents
では、『2階キッチン』まずメリットから。
- とにかく開放的。道路を歩く通行人から見られている感がない。
- 窓の配置にもよるけれど、隣家と距離が空いていたら、よりいっそう開放的。パンイチでもOK?!
- 隣家と距離が空いていたら、よりいっそう窓からの光が入りやすく明るくもなる。
- リビングダイニングももれなく2階になるので、計画次第ではLDK全体が明るい。デッキと連動した動線だとさらに光の恩恵を受けやすい。
- 『2階キッチンの暮らし』にはやはり重厚感を感じる。笑)珍しいからでしょうかね。
- 冬場は暖気が2階へと上がっていきやすいので、全熱交換換気などを強制的な換気システムを採用しない場合でも、2階が暖かさの恩恵を受けやすいね。あっ、同時に一般論では、夏の2階は暑くなりやすいです…。汗
つづきまして、『2階キッチン』デメリットこちら!
- 築22年。家族みんな年を重ねていくと、やはり階段の上り下りがつらい。買い込みした食料品を抱えて2~3往復するのが…筋トレに感じてくる。プラス思考に考えてみる?!
- 来客が来ても、すぐ降りられない。(申し訳なくなります…。)とくに…宅配便が来て玄関ドアをあけた瞬間「代引きなんです~!」といわれた瞬間の……。笑)
- 急いでいる時になぜか忘れ物。「あれ、炊飯ボタン押したっけ?」とか、「冷蔵庫開けっ放しでは?」とか。こんな時がつらい。( ノД`)
- 経年劣化で漏水したときが怖い。天井のシミでわかった時には、悲しいかな、もう手遅れの場合が多い。→築10年超えたら一度点検してもらうのがオススメ◎
- なにせ、1階で済むべき工事をわざわざ2階でやるのだから、配管も長くなったり、階をまたぐところに開口が必要だったり、初期投資が割高。
- お風呂や物干しが別階にあると、家事動線が長くなりやすい。(ちなみに、我が家のお風呂は1階。)
- 意外と盲点なのが、ごみ処理の問題。ゴミ出しも決して、ラクではないです。涙) ゴミの日までに溜めておける場所を[腐敗しにくい北側屋外物置]として計画するか、室内の臭いがこもりにくい場所に計画するといいね。
『2階キッチン』が正解なひとたちもいる。
なぜかわたしは、日頃のデメリットが意識先行しがちですが…ですがね、2階キッチンを正解とするひとたちも一定数いるのです。それは
- 『完全分離型の二世帯住宅』を理想とされる家族
- 『敷地面積10~20坪とかの狭い敷地』に住まざるを得ない家族
- 『1階部分に営業店舗、2階以降に居住スペース』を優先される家族
- 『50坪未満の敷地のなかに、ビルトインガレージ』を希望する家族
これらの方は、専用キッチンを1階に置きたくてもおけない場合が多いんですよね。なので、、、、
2階キッチンは、成り立つのですよ~。
どこまで許容できるか、
どういう優先順位をつけるのか。
それによって、答えはおのずと導かれていきますね。
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投稿者プロフィール
-
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
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