大学院へ行くメリットってなんでしょうか?(学生の質問に答えます)
建築を志す学生をこれからも応援したい、私あずです。
ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。
以前から、私のinstagramには、全国の学生から相談が寄せられています。今日は、学生さんからいただいた質問に答えてみまました。
質問相談『大学院へ行くメリットってなんでしょうか?』
今回は、instagramDMにてご質問いただきました。
大学院にいこうかと迷っています。大学院にいくメリットとデメリットを教えていただきたいです。よろしくお願いします。
さて、早速答えていきましょう。
建築系大学生にとって、大学院への進学は一度は考えるもの?
- 学部生時代に興味を持った研究活動を追求したい
- その道のプロフェッショナルとして、極めたい
- まだもう少し建築を勉強したい
- 大学で仕事と研究を両立したい(助手からスタート)
- まだ社会人になりたくない
特に、理系専攻の学生にとって修士博士課程は、学部生にはできない専門的な学びがあるようですね。
修士課程、博士課程だからこそできる専門的学び。
もちろん、わたしも学部3年のときに悩みました。大学院どうしようかな…と。
「修士課程の勉強に興味がある。でも、授業料が…高い。」
でもね、授業料が高かったとしても、奨学金や補助金などのお金の工面は何らかの形でできるものです。家庭の事情で(両親の所得が多いために)奨学金が借りられないなどの理由は出てくるかもしれませんが、授業料は意外となんとかなるものです。あとで返済するのは大変ですが…。でも、学部生に学べなかった実務に近い体験を重ねられるのも大学院へ進むメリットですよね。また、大学院在学中に二級建築士や木造建築士を受験できるのもメリットがありますね。場合によっては、一級建築士の勉強を集中的に進められるのも時間的にも心理的にもメリットだなと私にはそう思えます。
ちなみに初任給も、学部生と大学院生には違いがある。
初任給例:
博士了 月給 290,000円 修士了 月給 260,000円 大学卒 月給 240,000円 |
こうなってくると、雇う側(企業)は大変です。。高給料を支払うに見合うかどうかなど、かなりシビアに査定するものです。ということは同時に、雇われる側(学生側)も狭き門になります。たった2年の差なのだけれど、されど2年の差。専門性が決まっているのであれば、大学院での学びを追求するのもありかと思うのですが、ひとによっては就職困難やキャリア形成の不向き(デメリット)があるので、安易に大学院進学を決めるよりも慎重に検討されるのが賢明かと思います。
ちなみに、貴重な『若き時間』。
学部生でもあえて、専門外のことへ挑戦するのもアリ。
以前のブログにも書いたのですが、若い時間って本当にあっという間。私の大学時代がもう10年前という事実にも驚きますが。建築バイトだけではなくて、建築的旅や海外建築に会いに行く旅。日本の島巡礼旅をしてみるとか、とにかく動けば動いた分だけ自分の血となり肉となるでしょう。一方で、あえて動かずにじっと同じことに集中する若き時間もまた価値はあるのでどちらがどうとかではありません。
- 就職に有利になるかもしれないから、何を差し置いてでも建築バイトや建築体験に一生懸命になる。
- 就職に有利になるかもしれないけれど、限られた時間だから好きなことや興味が強いことに挑戦する。
- 器用だから、両方をやってみる。
どれも正解ですよね。不正解はないです。人には人の価値観や構想があるものです。『学校から言われているから…』とか、『みんな同じ方向で頑張っているから…』とか、『大手企業に就職するためにこの学校に入ったから…』とか。
時間をどうやって使っていくかが『覚悟』できたら、後悔せずに有意義なものになる。
まわりの行動に流されず、『自分はこうなんだ!』って誓えたら、後に後悔が残りにくいんだと思います。もしかしたら、あえて建築から離れたことに一生懸命になった結果、その行動が人生を左右するきっかけになるかもしれませんよね。
迷ったら、トライしてみる。すると次なる行動がみえてくる。
とりあえずやってみる。やってみてちがったなら次なる行動が見えてきますよね。
時間はみんな平等に24時間。だからこそ、与えられた時間に何をするか。覚悟が決まると、よりいっそう有意義な学生生活が送れるんだと思います。
Q.大学院にいこうかと迷っています。大学院にいくメリットとデメリットを教えていただきたいです。
A.「大学院へ進学すると、より専門的で実務に近い学問を勉強したり体験することはできます。ただし、研究者として生きていくよりも企業就職して生きて行きたいと考えるのであれば、大学院進学の選択は慎重に考えてみることをススメます。」
私も年中、学生バイトは募集しています。長期休暇のみのインターンシップも受け入れOKです。
私がお伝えしたいことは以上です。
なにかわからんことがあったら、聞いてくださいね。たまにinstagramLIVEで相談会もやっているのでね。
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