よその家も気になってしまう人の、わが家を愛する3つの方法
隣の芝は青いことについて考察したい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。
マリッジブルー マタニティーブルー マイホームブルー
「○○ブルー」という言葉を私もよく聴きます。今日はそんなお話です。
Contents
おたよりが届きました
マイホームブルーなお方(県外に居住)から おたよりが届きました。 わたしは普段、県外にお住まいの方からの こういった質問には答えないのですが(目の前の住宅会社さんとお話をしていただきたいから)、
わたしが担当させていただいたお施主さんが もしこういう悩みを抱えていたら… という仮説をたてて 解決方法を考えてみた次第です。
「隣の芝は青く見える」ということわざ
このことわざは、とても有名ですよね。 お隣さんの暮らしが…まぶしく素敵に見えてしまうということも このことわざの意味するところですね。
最近では、ますます「InstagramなどのSNS」を使って暮らしの情報収集される方が急増中。 ともなって、発信者にとっては「どうやったら閲覧者を増やせるか」。見る側にとっては「どれだけ多くの情報を収集できるか」が注目されています。
わたしはSNSを使って情報収集することを悪く言わないのですが、つぎのような特徴があるのも…忘れたくないなぁと思うのです。
✔︎ インスタは、情報提供の倉庫になってしまった
✔︎ 地域やお財布事情がわからない、匿名の巨大な情報倉庫
✔︎ 「匿名」には、良さも怖さもある(話を盛りがち)
✔︎ 情報は、受信をやめない限り おわりなく流れてくる
✔︎ 出来ること/出来ないこと ごちゃまぜになってしまう
人は、極端なものに目が奪われる
「なにこれ!今までにない新常識で素敵!」 みたいな感じで、目が奪われることがあるとします。 一方で、「なにこれ!ウチでは絶対にイヤな失敗だ」的なる後悔談にも目が奪われるのが人の性(さが)だということ。
どちらも極端な例ですが。 ですがこういう事例が 匿名社会に生きる人にとって[好物]になってしまうのが…寂しいなとも わたしは思うのです。
『わたしらしさ』というものを もっと大切にしてほしいものだなと…そう思うのです。 たとえ、わたしらしさがよく分からない という人にとっても『らしさがない人』などこの世にいなくて。 わたしたち設計士からすると、どの家族にも『らしさ』というのは透けてみえているんですよね。
なので、このブログを読んでくださっている方にとって… 一瞬目にした事例や 人から聞いた話に心奪われることなく、『長い目でみて、わたしたち家族はこれでいいんだ。これがいいんだ。』と思える指標や自分軸を大切にしてほしいなと。 わたしはそう思うのです。
比べる指標や軸は他人ではなく、『過去のじぶんたちの生活観』にあるんですよね。 なので、過去のじぶんたちにとって『正解』であれば、今の自分たちにとって それは立派な正解です。
もし、今のじぶんが『後悔』だと思っているならば…
そうこう言っても、後悔の念を抱くようであれば、行動に移すのをオススメします。その1に『夢ノート』・『未来日記』があります。未来の自分へ向けたノート。
今この瞬間は『後悔』だと思っていることを、あえて言葉にしてみるという行為。 スケジュール帳や家計簿など、できればペンで書けるスタイルがオススメです。
※スマホというデジタルから 一度 距離を置いたりしてアウトプットすることが重要だと わたしは考えています。
☟例えばこんな風に…
記録:2020年7月24日(金)
リビングドアのアクセント色が目になじまなくて…なんかチガウくて気になってしまう。旦那は嫌だと思うから余計嫌になるもんだよと言っている。
1年後の7月に、まだ同じ気持ちなら… 入れ替えの見積もりを工務店さんへお願いしてみる。
でももし優先順位が変わったり、どうでもよくなっていたら、それでおわり。それで忘れる。
1年後でなくてもOKですが、今一瞬の決断ではなく、未来の自分がどう思うかが重要だなと。 ことわざにもあるように、「木を見て森を見ず」という心になっている方がいれば、森を見る時間 客観的に過ごす時間が…この1年という期間です。
失敗だと思うものは 見方を変えると財産になる
ちょうど、わたしがこの内容のことをブログにまとめている時、既に家づくりを終えられたmさんという方からメッセージをいただきました。 わたしと直接の面識はないのですが、すごく心うたれる言葉で。。 ぜひここに添えさせていただきます。
この方からいただいたメッセージには、どこか心のおちつきを感じるんですよね。 余裕というよりは『やすらぎ』に近い感じ。
どこかで腹おち(納得)しない限り、永遠に家のことで悶々と過ごすことになってしまいます。 mさんにとっては「凝った間取りやあっと驚く仕掛けなどはないけれど、このシンプルな自分の家」というのが正解だったということ。
どこまでも目の前のことに囚われてしまうよりも、ぜひ『体験を財産にして、今までにない自分たちの常識をつくる』ような思いで 家や暮らしと向き合っていただければという思いです。
よその家も気になってしまう人の、わが家を愛する3つの方法
- 暮らしの悩みを1年後の自分に向けて、メモを残してみる
- 情報の受信を少なくしてみる(意識的に見ないようにする)
- 現実の体験を財産にして、じぶんたちの常識を作ってみる
いかがでしょうか?? 情報が垂れ流されるこの時代において、受信する情報量を少なくすることは本当に勇気のいることだと思います。
時間をきめてみるのもいいと思います。ぜひ同じように悩まれている方にとっても 今日のブログを読んでいただいて 明日からカラリとした心に変われますことを 心から願っています。
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投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
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