【台風が来る前に】あたしんちの防災 台風対策

台風対策についてお話しておきたい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 2019年は大型台風が何度も日本の各地を襲い、被害もでています。なかなか平穏な日常を送っていると非日常なことがピンとこない(きづらい)ですよね。

今日は、特に台風が来る前に家においてやっておくといいことを まとめてみました。あくまで住宅工務店的なる視点でのまとめなので、考察の仕方が異なる方もいるかもしれません。その点をご理解いただいた上で読んでいただければ幸いです。

 

 

主に、下記の内容についてふれてみます

  • ものが飛ばないようにする対策
  • ものが侵入しない対策
  • 水が室内に侵入しない対策
  • 水が室内に侵入したらの対策
  • 非常用の水の確保対策

 

 

庭木、建物外部の対策

□家の周りに飛びそうなものがあれば、できる限り建物の中へ取り込む。

□鉢植え・プランター・自転車なども飛ばされないように避難や固定させる。

□庭木は、ひもで結んであげてできる限り固定してあげる。(枝を傷めないように太めの麻縄が便利)

 

くわしくは、こちらのブログを読んでみてください

 

 

バルコニーやベランダの排水溝や、敷地に接する側溝

日頃、あまり気にしない方が多いかと思いますが、ちりも積もれば山となるのごとく、粉塵がごみとなって詰まりを起こしていることがあります。 バルコニーやベランダの排水溝は、少々の雨なら数日かけて流れてくれるのですが、大型台風の際は、雨量も多くなります。

屋外の排水溝がスムーズに流れてくれず 詰まってしまい、ついには『プール状態』となり室内に雨水侵入する可能性もあります。

また、敷地に接する側溝や用水路も どろやゴミがたまっているとスムーズに水が流れてくれない恐れがあるので、事前に清掃しておくことが理想的ですね。

 

 

窓の対策

窓にシャッターなどの雨戸がついている場合は、閉めておきましょう。 ただし、雨戸をしていても突風によりガラスが壊れてしまう事例も出ているそうです。☟

やはり、『室内側のカーテン』もしっかり閉めておくことを推奨します。 ちなみに、よく聞かれる『飛散防止フィルム』は、ものによって夏に熱割れを起こす危険性があるので、強く薦めていませんが、大型台風の際にはお守りになりそうです。

なお、『天窓』は、突風とともに、経年劣化で弱りゆく『コーキングやパッキン材(窓と屋根のつぎめを埋めるゴム状のもの)』が一気に破損することがあります。 破損すると一気に雨漏りへとつながる可能性があるので、台風通過中は用心して確認なさってみてください。

 

 

換気口の対策

換気口は開閉できることがほとんどです。 台風など、突風がおこりやすい時に限り、換気口ガラリのシャッターレバーを『閉じる』へしておくのも 無難です。 とはいえ、台風後は必ずもとにもどしておきましょう◎

なお、台風の際、突風とともに換気口から雨水が侵入することがあります。 これは突風だからこその原因であり、雨漏りとは異なります。 とはいえ、台風通過後も 通常の雨で同様の雨水侵入がある際は、住宅会社へ相談されるのが無難ですね◎

 

 

トイレの対策

もしも急激に水位が増加したら、下水が逆流することもあるようです。 参考情報をひっぱってきました。

資料/新潟県見附市「豪雨災害対応ガイドブック」 資料/朝霞市「内水(浸水)ハザードマップ」
資料/新潟県見附市「豪雨災害対応ガイドブック」
資料/朝霞市「内水(浸水)ハザードマップ」

 

 

 

エコキュート対策

出来る限り、満タン状態にしておく。

エコキュートは、非常時に生活用水として使うことが可能です。 4人家族に一般家庭だと、300~400リットルサイズの設備がよく使われています。これらの一部が生活用水としてつかえたら…心の負担も軽くなりませんか?

もしも万一、断水がおきたら、下記の流れで生活用水としてつかうことが可能です。※通電されないまま時間がたつと水も衛生状態がわるくなるため、飲み水にはしないでくださいね。

 

エコキュート 水害
エコキュート 水害
エコキュート非常用
PanasonicYouTubeより。エコキュート非常用

 

 

以上が、とりいそぎのまとめです。もしもの対策、家で過ごす時間も、出来る限り安全でいられるように、今できることをぜひやってみてくださいね◎

台風の影響が少しでも小さいものであることを、心より願っております。

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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