家相は、どこまで許容できるかが大切。
家相について考えている、私、あずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士の)東沙織です。今日はたまに質問に挙がる家相や鬼門についてまとめてみます。
Contents
こんな質問がありました。
(以下質問者さん)
こういう間取りがいいなという希望はあるのですが、玄関が鬼門になってしまって。。知ってしまうと気になってしまい…。
鬼門とか、どうお考えでしょうか?教えてください。
ふむふむ。家相や鬼門についてお悩みのようですね。そもそも家相や鬼門ってなんなんだ?という方のために、前提条件としてお話しておきます。
そもそも家相や鬼門が誕生した理由
奈良時代以降、中国から伝来し、日本独自で発達したものといわれています。 診療や医学が発達していない当時の日本で、予防的考え方や疫病まん延対策ような考えに基づき、今に至った説が有力です。
例えば、朝は明るい太陽光を居住空間に入れて、風がしっかりと抜け、湿気がこもらないように配慮した間取りといった具合です。 当時は、現代のような効率的で機械的な対策はできず、間取りがとても重要だったことを思わせます。 家相や鬼門というのは、『自然力を最大限有効に活かす術』だったんですよね。
計算された現代住宅にとって、家相の必要性とは
一方で、現代の住宅は高気密高断熱住宅。 採光や換気数値も法律で決まっています。昭和時代までのように『長屋だから奥まで光や風が抜けなくて湿気がこもりやすい家』なんて考えにくいのが…正直な見解です。。
家相自体の考え方は合理的です。 ただし、何もかも過不足なく家相に基づく間取りに反映させようとすると、わりとハテナな家になりがちです。。そういう家族をいくつも見てきました。
現代の住宅に暮らすにあたっては、家相を100%反映できなくても、心地よく暮らすことはできます。そこを理解したうえであってもなお心理的に不快感があれば、家相に合わせていってもいいと思います。
わたしは『どこまで家相を気にするのか』が重要かなと考えています。『100%まで反映できなくてもいい』という心を持ち合わせておくことが大切だなと。
どこまで許容できるのか
- 抜本的に家相重視の間取りでないとイヤなのか
- 玄関だけ家相重視の間取りに変えることでOKなのか
- 水回りだけ家相重視の間取りに変えることでOKなのか
- 方位御札や盛塩などをまつることでOKなのか
最後の『方位御札や盛塩などをまつる』 こちらで納得されて建築される方が比較的多いなと実感します。
さいごに超個人的な見解をポロリしますと。。(異論反論受け付けません…汗)
家相度外視(全然気にしないし無宗教)のご家族であっても、長年とても幸せそうに暮らしておられる(そう見える)姿をみると…… 家相うんぬんというよりは、暮らしへの許容範囲が広い人はある意味で幸せそうだなと。。
知らぬが仏とはよく言った言葉です本当に。。あくまで個人的な意見ですがm(__)m
今日の記事を読んだ方へオススメ記事
土地探しは、全条件パーフェクトではなく、受け入れられるかが大切◎
暮らしのことなら!
有限会社ひまわり工房へ
💌info@himawari-kobo.net
📞0791-22-4771
『家のことで相談したいのですが…』とお伝えください。
あず活動予告♪
詳細情報は、こちらで更新中〜!
●東沙織 Facebook
●東沙織 Instagram
●東沙織 twitter
●ひまわり工房 Instagram
投稿者プロフィール
-
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
最新の投稿
- 暮らしの質問2024.06.17あえての建替、その心は。
- 私が生きるということ2024.06.06子1歳、母1歳。瞬く子育てと写真アルバムの存在価値
- 自邸づくり2024.04.02キッチン換気扇、真冬も同時吸排の風が私にふりかかる
- いろいろ2024.03.010歳児子育て 「時間の掛け方&回し方」の大切さに直面な私の話。