『家づくりのコツ』について教えてください。
住宅会社というパートナーとの出会いについて補足しておきたい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 『パートナーさがし』とはなかなか簡単にはいかないものですよね。 今日はそのあたりを 実例交えてお話します。また、後半には、『家づくりのコツ』なるものもまとめてみました。
Contents
他府県で建築計画をされているAさんから、こんな質問が。
InstagramDMにいただきました。通常、回答まで約1週間いただいています。
(抜粋すると…)
現在、マイホーム計画段階。私あずのインスタ投稿も参考にしてくださっている。どうやって家を建ててもらう会社を選べばいいのかわからない。 ローコストで家を建たとしても、数年後にメンテナンス代金が膨大に必要になるのも心配です。一方で、高価すぎる家を購入して後から安くできた事実を知るのもイヤです。
どうすれば、この迷子から脱出できますか?
大切な前置きからすこしだけ
じつはInstagramやわたしのブログ経由では、こういった類似質問も多くいただきます。 一方で、読むたびに、なにかこう…超えられない壁があることも感じるのです。
『比較ってなんなんだろう…』って。
情報社会の中で、情報を多く収集できることは賢明かもしれません。正当な価格がどれほどか気になるお気持ちも十分よくわかります。
一方で、比較される側にいるわたしにとっては、いつもこの壁と葛藤しています。 日本の住宅業界のあくしき風習というか暗黙の了解で、『2社ほど見積もり比較するの一般説』みたいなところがあります。特に雑誌やテレビ、メディアを中心にこのように言われていて、どうしても人間なので気を揉みます。
まちがってはいないんです。だけど、
『比較はそもそも する必要ないんだけどな。。』という心の中でつぶやきながら、質問者さんを傷つけないように配慮しつつ返信をしている…日々のわたしです。
そういえば結婚相手も誰かと比較…しなかったよね? あれ?した?(いやそれとこれとは違うか。笑)
家を建てる理由を考えてみる
- 手狭になった空間を広くする
- 古くなった設備を新しくする
- 周辺環境が便利な場所で暮らす
例えばこういうことならば、(多少雑な言い方ですが)どんな住宅会社さんでもお金で解決できてしまいます。価格の大なり小なりは別として。 だけど、『家』というのは生涯暮らしていくものであって、生涯のうち『家に何かあった時にいいやすい関係性づくり』も大切な要素。
人の入れ替わりが激しい住宅会社さんだったとしても、マニュアルがしっかりしていれば…建築当時の担当者さんが皆無でも『保証』が守ってくれるかもしれません。。でもその保証が何がための保証なのか。 永久保証……というわけではないですよね。
「もう当時の担当者はいないのでどうしようもなく…」と当時建築をされた住宅会社さんに言われ、藁をもすがる思いで 弊社に相談に来られる方を、これまでわたしは幾人も見てきました。
住宅会社の保証ってなんなんだろうなって。。
もちろん、じぶんのことを棚に上げているわけではなく、わたしたちも保証期間は差し出します。特別長いわけではなく建物自体は実質10年。 10年超えたら家が急に修繕が必要とかそういう意味ではなく、「以後、修繕の際は実費になることもあるよ」と伝えています。
年月的保証よりも、人間的保障(関係性的な意味で)を保ちたいなといつも願うものです。(*‘‘)
会いに行ってみると、解決できたりもする
『本当に、人の家を考えたり作ることが好きな人』を探してみるのがいいんじゃないかと思うんです。エモい言い方でアレなんですが事実です。
成績や利益を上げることも会社としては重要な課題なのですが、それ以上に『本当に、人の家を考えたり作ることが好きな人』を探してみる。 そのためには、オープンハウスや無料相談会などで会ってみると熱量って伝わってきますよね。 本当にこれらが『好きな人』は、嘘偽りがつけないものです。…ええと、わたしたちひまわり工房のことですね(*‘‘)照。。
まずは会ってみて信頼が築けるかたしかめてみる。話してみる。 そこでしっくりくると自然に『この人に任せたいな』ってそうなるものです。 それから間取り図や見積もりを依頼しても遅くはないでしょう。
洗脳されない心をもちながら判断してみることって、究極に難しいかもしれませんが。汗)
A.家を建てることは、対モノなのか
B.家を建てることは、対ヒトなのか
ありがたいことに、ひまわり工房は後者である『対ヒト』という価値観で家を建ててくださる方に恵まれています。
結局のところ
人が住む家は人が作っていて。
人と人とで成り立っているので
人が決め手になる
と言っても過言ではないと わたしはそう考えています。
家づくりは、膨大な選択と決断の連続だからこそ
家づくりは選択と決断の連続。 人生でこれほどまで『短期間に大きな選択や決断をしつづける』という行為はきっともうないかもしれません。
短期間のこうした密な決断行動がゆえに、慣れないことでストレスを感じるかもしれません。 人間ですから誰しも大なり小なりあると思います。
そうしたストレスを少しでも避けて じっくり集中して家づくりに臨みたい方は できる限り、家づくりと他の大きなイベントが重ならないよう配慮することも無難ですね。 難しい場合ももちろんありますが。
優先順位が必要不可欠
『家づくりは、選択と決断の連続』と先ほど書きました。
『決断』を出すだめには、優先順位を考える必要がありますね。 家づくりの登場人物(住む人)が多ければ多いほど、たくさんの意見が飛び交います。 だからこそ、紙に書きだすなどの家族がそれぞれ考えることをアウトプットで意見をシェアすることが大事だなって いつもわたしは考えています。
わたしは『ヒアリング』という行為を通じてそれらの意見をおまとめさせていただいています◎
家づくりを考え始めるのに、遅いも早いもない。本当は。
たまに、こういった質問もいただきます☟
家づくりは、同居人の意見がまとまってこそ 幸せな暮らしがスタートできるものであって。足並みにがそろわないことには遠回りとなってしまいますね。
年代には年代の、家族には家族の正解がありますね◎
まわりに流されないじぶんたちスタイルを、ぜひ大切にしていただきたいと思います。
『言いにくいことも言える関係性』って、簡単に言いますが難しいですよね。。数字だけではわかりえない直感センサーも時には大切だと。
家づくりは、生涯のパートナーとの出会いでもある。だからこそ、かかわる人がどんな人かも大切ですよね。 こんな着地点になりましたが、わたしからのアドバイスは以上です♡
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投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
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