天井の梁をあらわすと、開放的にはなるけれど…?
天井について話してみたい、わたしです。
ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。
今日は天井のことについての質問に答えてみますね。
天井の高さって、標準はいくつなのか?
建築基準法上の居室の天井高というのは、2m10cmあればじゅうぶんです。ひまわり工房ではそれよりも30cm高い【2m40cmを採用】しています。 そして、一般的にも2m40cm高さを採用することが多いので、住宅設備機器や家具の高さ寸法も、これに対応する作りが標準であることが多いですね。
実のところ、構造上むりなく もう少し天井高さを上げることもできます。その際によく採用する高さは2m50cm・2m70cmなど。同時に梁をあらわすことになります。(通称「あらわし梁」)
『あらわし梁』にすることの特徴
まず、梁をあらわし状態にすると、こんなメリットがありますね。
- 空間が広く感じる。
- 窓を大きく計画することもできる。
梁をあらわし状態にすると、こんなデメリットもありますね。
- 天井が高くなる分、材料費も必要なので建築コストが上がる傾向。
- 照明は、梁を避けるように計画する必要がある。
- キッチン換気扇や食器棚など、特注高さ対応になる可能性アリ。
梁に色は塗るものなのか?
前半で紹介した事例のあらわし梁は、すべて【茶色に塗装】をしていました。これは、床の色を塗装しているので、インテリアとして調和させるねらいがあるためですね。
一方で、次の写真の事例では、【クリア(透明)塗装】を採用しました。透明なので、見てもさわってもほとんどわかりませんが。
この理由もシンプルで。 床が無垢杉床(木なり色)なので、あえて濃い色で塗装せずに、そのままの素材色を活かしたいというのがねらいですね。
とはいえ、無垢材は経年変化で色が飴色(日焼けするような感じ)になる材料もあるので、それらを許容できるかがポイント◎
たしかに、見た目だけでいうと、透明色での【あわらし梁】を希望する場合、塗装しなくてもいいのではとも思います。
けれども、室内で焼肉をしたり、キッチンで発生する水蒸気によって室内が汚れるのでは… と考えるならば、木材表面を保護する意味でも【塗装する】といいのではないでしょうか。最初の1度塗りでいいと思います。 参考になれば幸いです。
今週末はオープンハウスin相生を予定しています。
お楽しみにどうぞ~!9月16日(日)に構造見学会&間取り相談会します
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