DIYの良し悪し。セーフ・アウト・グレーゾーンなおはなし
DIYについて考察したい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。
DIYは個人的にもとても好きですし、今賃貸暮らしをしていて益々その熱は増すばかりです。笑)
Contents
DIYって、どこまでやっていいのだろう?
日々、ひまわり工房のお施主さまから色んなDIYについての質問をいただきます。その中のいくつかを挙げてみました。
- お風呂の棚やカウンターを外してもいいですか?
- キッチン(or 洗面)の水栓を自分で購入して変えてもいいですか?
- 壁紙を自分ではがして、チガウ柄のものを貼ってもいいですか?
- 壁の上に塗れるという塗料を自分で塗ってもいいですか?
- 壁に『棚』を新たに増やしてもいいですか?
- コンクリートブロックを買って 積んでみてもいいですか?
- ウッドデッキを自作してもいいですか?
- 砂利や土、砕石を買ってきて自分でお庭を作りこんでもいいですか?
- 畑を作ってみてもいいですか?
- 人工芝生を自分で施工してもいいですか?
カテゴリー別に、考察してみますね!
まずは、水まわりについて
-
お風呂の棚やカウンターを外してもいいですか?
-
キッチン(or 洗面)の水栓を自分で購入して変えてもいいですか?
これら水まわりについて。 答えは、【DIYはNG】。オススメしません。。
お風呂の棚は、固定部分(丸めの突起物)まで取っ払ってしまうと、水漏れを起こす可能性が高まるので本当にオススメできません。 固定部分を取り払ってコーキング(ゴム状の穴埋め)をすることもできますが、かえって掃除が面倒になるので、これまたオススメできませんm(__)m
最近、水栓部品はホームセンターやインターネットでも購入できるようになりましたよね。 なんだか、自分でも部品交換できちゃいそうな予感漂いますよね。 …その気持ちはとてもよくわかります。
とはいえ、水まわりはとてもデリケートな場所。 ご自身で水まわり部品交換をされたがゆえに、結果、接続部分から早期に水漏れを起こされた事例をいくつも見てきました。 水栓単体を見てるだけには 交換は簡単そうなんですけどね。。
人間と似ていて… 外からじゃわからず『内部はとてもデリケート』なようです。。 もちろん、水まわり設備の工事を生業にされている方が ご自身で責任施工されている事例もありましたので、一概にNGとはいえないです。汗)
もしも、水まわりで悩ましい相談があったり、経年劣化による水漏れがおこった際は、わたしたち工務店にお声がけしてもらってOKです。
つぎに、壁まわりについて
-
壁紙を自分ではがして、チガウ柄のものを貼ってもいいですか?
-
壁の上に塗れるという塗料を自分で塗ってもいいですか?
-
壁に『棚』を新たに増やしてもいいですか?
『壁紙の貼り替えDIY』は、【NO】とは言いきれませんが、チャレンジャーな方がいましたら…でこぼこが少ない面でトライしてみることをオススメします。
既存の壁紙をうまく剥がせれば新しい壁紙もボコボコせずに貼りやすいのですが、うまく剥がせられないと… 新しく壁紙を貼った後に後悔の念が。。汗) まずは、使っていない部屋で練習をしてからという順序でどうでしょうか??
『壁に塗料を塗るDIY』については、【NO】とは言いきれませんが、こちらも壁紙同様のことがいえます。 また、「シーラー処理」というような めんどうな下地処理工程がとても大切になる行為です。 壁紙とちがって塗り壁や塗装は あとからやり直しが難しく材料コストも高いため 相当の覚悟と勢いが必要かと思います。泣
仕上がりを気にするお部屋にがっつりと塗ったりするのであれば、一度専門の業者が塗る場合の費用を知っておくのもオススメです◎
『棚をあらたに増やすDIY』については、下地材があればまず好きにやってください( *´艸`) とはいえ、下地がナイスな位置に入っていない場合は『石膏ボード用アンカー』なる部材をつかって下地に変わる補強を施してあげてください◎
あとは、無印良品の『壁につけられる家具』シリーズもオススメです。トイレや洗面脱衣室にももってこいなので、ぜひこちらも気軽に検討してみてくださいね( *´艸`)
さいごに、外まわりについて
-
コンクリートブロックを買って 積んでみてもいいですか?
-
ウッドデッキを自作してもいいですか?
-
砂利や土、砕石を買ってきて自分でお庭を作りこんでもいいですか?
-
畑を作ってみてもいいですか?
-
人工芝生を自分で施工してもいいですか?
わたしは基本的に、屋外の庭関係に関わることは、DIYをOK応援しています。OKです。 あえて補足するとしたら、 ウッドデッキを新設する時はお声がけいただきたいな~という感じです。(シロアリの拠点とならないように目視点検を心がけてもらいたいため)
また、極端に土地の高低差がかわるようなDIYはされない…と思うのですが 「建物に影響あるかしら…?」と思うようなことがあれば ひまわり工房のお施主さんは 本当に遠慮なく教えていただければと思います。
【まとめ】数年後に、気が変わって後悔しないか問題
DIYって、やっているうちに「あーもーむりー。」ってなる人と、「次はこれにチャレンジしようかな!」という創作意欲がわく人とはっきり分かれます。笑)
じぶんたちの住みかは、じぶんたちで好きなようにできるからこそ、「数年後に気が変わらないか問題」を冷静に考えてみてから着手していただくのが DIYのうまくいくポイントですね。
- 後で、取外しがラクにできる
- 後で、復旧がラクにできる
- もしもの時は専門家にやってもらるお金と心の余裕をもつ
このあたりを、頭の片隅におきつつ計画を練ってみてくださいね~( *´艸`)
あなたのDIYがきっかけで よりいっそう暮らしが豊かになりますように~!
暮らしのことなら!
有限会社ひまわり工房へ
💌info@himawari-kobo.net
📞0791-22-4771
『家のことで相談したいのですが…』とお伝えください。
あず活動予告♪
詳細情報は、こちらで更新中〜!
●東沙織 Facebook
●東沙織 Instagram
●東沙織 twitter
●ひまわり工房 Instagram
フォローはゆるっとお気軽に♪
投稿者プロフィール
-
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
最新の投稿
- 自邸づくり2024.10.28照明計画は、私だけが心地いいのではなくて。
- 私が生きるということ2024.10.25尊い記憶(出産報告)
- 暮らしの質問2024.06.17あえての建替、その心は。
- 私が生きるということ2024.06.06子1歳、母1歳。瞬く子育てと写真アルバムの存在価値