私の人生は「切り売り」なのか、それとも人生という『作品』なのか考えてみた。

日々、じぶんの一瞬一瞬を発信しまくる、私あずです。

ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。

今日は、先日の取材の際にお話ししたことのほんの一部をまとめてみました。

※長いので、読みたい方どうぞ~。汗)

 

 

なにで例えるのが適当なのかよくわかりませんが。例えば、私はよくSNSで日常の一瞬一瞬を切り取っては編集し、発信します。これにはもちろん理由があります。ここでは長くなるのでシンプルにまとめると… 『わたし(あずさん)という人物が好きだという人とお仕事したい』と切に願っているので、そのためには私自身を知ってもらわないと何も始まらないよね、という思いのもと行動しています。じぶんの嫌いな面は多いけれど、でもそれも全部ひっくるめてわたしの個性。だから臆することなく発信し続けています。

 

 

じぶん自身を発信すること=人生の切り売り!?

じぶん自身のことを発信するというのは、じぶん自身を世にさらす行為。まるでじぶん自身の切り売り、人生の切り売りのように感じられるかもしれません。でもね、毎日発信を続けていると、ちっぽけなじぶん自身が『アーティスト』になれる錯覚さえしました。それはちょうど約半年前にインスタグラムのフォロワーが5000人超えたあたりから強く感じ始めました。今は1万人を目前に、さらに実感は強くなるばかり。

「あずまさん」という呼び名から→ 『あずさん』に変わったことで実感。

こつあずLIVE
こつあずLIVE

約8カ月の間。わたしの価値観や世界観、言葉の添え方、たとえ話、笑いのポイント、あらゆる点で『共感』してくれる人たちがうまれました。これをわたしは『あずファン、あずマニア』と呼んでいます。熱の差はあれども、日本中にあずファンはいます。

もはや、わたしの私生活は切り売りではなくて、『作品』。じぶん自身の財産そのもの。背伸びしない等身大のじぶん自身でいるほうがずっと気楽だなと思えるようになりました。

 

 

個人がメディアになると、オンオフという概念はなくなる。

あずツアー IKEA
あずツアー IKEA

個人(じぶん自身)がメディアになって発信し続けていくというのは、楽しさだけではありません。もちろん、わたしにだって喜怒哀楽あります。笑)だけど、どんな日であってもスケジュール帳には『SNSの予定』が書き込まれています。というか、じぶんが書き込んでいます。まるで三食のごはんを食べる感覚に似ています。

朝起きたらSNS。お昼ごはんのお共にSNS。夕飯後にもSNS。寝る前にまたSNS。

いったい、一日のうち何時間SNSに触れているのだろう。でも設計も営業も全力でやれているのだから、やっぱりSNSには力をいれてやっているとも言えない…と思ってます。。汗)こんな感じで、オンオフ照明というよりは、調光調色できるゆるやかなオンオフ照明みたいな生活に慣れていきます。

 

 

個人がメディアになると、周りの意識も変わってゆく。

わたしは子供のころから文章をつづるのが好きでした。大学生時代、mixiやTwitterなどのSNSを使って詩人のようにポエムな言葉をよく並べたものです。そんな背景もあって、いまブログを書くのが苦じゃないんだと思います。

でもね、事件は起こりました。

社内のリレーブログにて。わたしばかりが個人的な内容のブログをつづるものだから(伝える楽しさを実感していたから)、リレーブログをやっている他のスタッフが遠慮してしまい『ブログ書けない(放置)症候群』に陥りました。これはまずいと思い私がやったことは、じぶんだけの個人メディアとしてのブログを開設(あずブログ)することでした。並行して、「少しずつでいいから。無理しなくていいから。ある人に何かを伝えるイメージで書こう!」そう言葉をかけながら辛抱強く社内のスタッフがブログを書くことを待ちました。リレーブログで絶対にやってはいけないことそれは…書くことを上司が強制することだとわかっていたので、時を待ち、ペースを守りました。すると、少しずつ社内の意識も良い方向へ変わっていくものです。

 

 

零細工務店にいるわたしのような人も生きていきやすい時代。

チェック

正解の数があまりにも多様化する時代にあって、常識はすぐに非常識になるもの。一方で、非常識だったこともすぐに常識になり、あっという間にまた非常識になってしまう。。この驚くほど速い流れを目の前して、わたしには、もはや一つ一つの発信内容許可を上司にとっている間が惜しくなってきました。これをリスクという人ももちろんいるでしょうし、やっぱり何が正解がわかりませんが、わたしは軽やかに波乗りしていきたいものです。

ミニマム規模の零細工務店こそ、個人がメディアになりやすい。

これをじぶん自身で実感して以来、わたしは『伝え方』を変えました。誰に向けて、どうしてほしいのかを常に試行錯誤しながらの日々。影武者に編集してもらって無難なことを発信するのではなくて、『私にしか伝えられないこと』には、本当に力強いエネルギーがみなぎっているものです。若い人だったら、なおのこと、『伝える視点の新しさ』は無限ですよね。

等身大の発信を続けていると、等身大に近い価値観の人が集うものです。なので、その後のお仕事でのお付き合いも無理することなく、気持ちも楽でいられるじぶんがいます。これからますます、仲間が個人のメディアになれることに、淡ぁぁぁく期待しています。

 

 

年間受注数を増大させることだけが目標じゃない。

利益をいかに高く設定するかだけが重要じゃない。

本当に生涯付き合っていきたい人をどれだけ増やすか。

どれだけ私たちを応援してくださるファンを大事にするか。

これが 変わらずに、私が大切にしていることです。

 

遊び心のある家
遊び心のある家

 

私の人生は「切り売り」なのか、

それとも

人生という『作品』なのか。

 

まちがいなく、『作品』であって、

サグラダファミリアのような、未完の『財産』です。

わたし、あずさん(東沙織)が死んだら、そのメディアは終焉かもしれません。

ですので、生きているうちに、誰かに語られる人になるのが理想であり本音です。

工務店のひととして、価値のあう人たちの生涯に寄り添っていけるのが本望です。

少しかっこつけてみました。。( *´艸`)照。

 

 

 

この記事のおまとめは、新建ハウジング新春号(新聞ver.)にもたぶんミニマムサイズですが載せてもらえる予定です。まじミニマムだと思うので過度な期待はやめましょうね。←汗。

いやはや、楽しい取材でした。感謝、感謝です。

 

尊敬する新建新聞社の三浦社長のもとにまた一歩近づけると思うと、滝汗が。(ストーカーではないよ?)

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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