おうちの狭さを打開するには、アイデアか予算追加か。

家の広さについて補足しておきたい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 今日はいただいたご質問について答えていきます。

 

 

いただいたおたよりがこちら

ご質問
ご質問

切実な悩み感が 文章からも漂います。(´;ω;`)ウゥゥ

わたしの過去の事例を含めつつ、コンパクトにまとまった案件を掲載してみます。

 

 

土地の大きさは限られているが、要素をたくさん含んだ家

こちらの間取りを一度みてみてください。 およそ30坪のお家の中に、ギュューっとご要望をおまとめしています。 たしかに各スペースは小さいかもしれませんが、限られた土地広さの中で最大限できることを反映しています。

30.5坪のお家
30.5坪のお家
30.5坪のお家
30.5坪のお家
  • 車は3台駐車できるように
  • 玄関隣に、ベビーカーがそのままINできる空間がほしい
  • 帰宅したら、制服や作業服をすぐに掛けられるように衣類収納
  • 1階LDKと隣接してごろ寝空間(畳)がほしい
  • そして、布団くらいの深みある物も同時に収納したい
  • 横並びのDKで調理のラクをしたい
  • キッチンからそのまま勝手口(屋外)へ出たい
  • パントリーを、おこもり部屋ちっくにできるように
  • 1階に室内干しスペースを確保(兼用でもOK)
  • 子どもの成長に伴って、洗面台横で簡易間仕切りができるように
  • 家相も若干気にするが、絶対ではない
  • 2階は3部屋確保したい(子ども室は5帖程度OK)
  • 寝室はセミダブルとダブルベッドを、横並びにできるように
  • ウォークインクローゼットを、納戸かわりとしても使いたい
  • 2階にもやっぱりトイレがほしい

などなど。これは一部であって、ご要望はもう少し多岐にわたります。

 

 

最近の家は、部屋数が多い

例えば、こういったお部屋が定番化してきていますね。

  • シューズクローゼット(1階)
  • パントリー部屋(1階)
  • 室内物干しスペース(1階)
  • できれば1階に寝室と家族の衣類収納
  • トイレ2つ
  • ウォークインクローゼット

当然、1階の面積が大きくなっていく傾向です。 そうなってしまうと、どうしても家の【基礎面積と屋根面積】が大きくなり、コスト増に直結していきます。 どんなに設備などでコストダウンをしたところで、驚くほどのコストダウンにはつながらないのも事実です。

 

 

どうしても優先したい場合、アイデアでコントロールできやしないか?

広い空間に憧れる人は、当然ながら多いものです。 一方で限りある土地面積の中で『何が優先順位1番なのか』を明確にすると…答えが導かれる人もいます。

また、予算の都合で今すぐ実現ができない選択肢があったとしても、『増築』という選択で、将来的に希望を叶える人もいます。(コスパの悪さや構造的にもあまり現実的にはオススメできないですが)

どうしても優先したい場合、『アイデアでコントロール』を試みてみるのはできませんか?

そうやってわたしはお施主さんへ質問してたずねることもあります。 もちろん、案出しは色々と出すのですが、最終的に、むだに広い空間ではなくて『合理的な広さにおさまって良かった』と言ってくださる方は多いものです。

おうちの狭さを打開するには、アイデアか予算追加か。

後者の場合、予算追加した上でコスパが良いのであれば現実的に良い選択肢ともいえますよね。 また、『何年間有効なのか』を数字化した時に、予算追加をすることで納得できたりもします。

 

どうでしょうか。ご質問者さんの質問に答えるまでの 背景 に少し時間をかけてしまいましたが、伝えたい内容だったので思わずパワーがみなぎってしまって。。汗)

参考になれば幸いです( *´艸`)

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

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