土地の呪縛。土地と建物は同じ販売会社である必要は……ないです。
住宅会社という『パートナーとの出会い』について補足しておきたい、わたしあずです。
こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(暮らしの設計士)東沙織です。 パートナーとは『探す』のではなくて『出会うもの』いいきりたいところですが、そうなかなか簡単にはいかないものですよね。 今日はそのあたりを 実例交えてお話します。
Contents
建築計画をされているDさんから、こんな質問が。
ご質問はこんなかんじ。
(抜粋すると…)
現在、マイホーム計画段階。ひまわり工房のことを気になっている。 一方で、以前から土地探しをかって出てくれていた別のAという住宅会社さんが 土地&建物の契約に向けて話をどんどん進めてくれている。 じぶんたちは家づくりが初めてなので、言われるがままに家の打ち合わせに参加してきた。
ところがここにきて夫婦共に悩みが… 『このまま土地を紹介してもらった縁で、家もお願いしなきゃいけないものなの?』と。
土地を紹介してもらっているA社では建物も建ててくれるけれど、建物(家)は別の住宅会社で建てたいという希望もある。これはご法度ではないのか。一般的にはどういうものかを教えてほしいのです。
どうすれば、いいのかと…日々悩んでいます。
大切な前置きからすこしだけ
じつはInstagramやわたしのブログ経由では、こういった類似質問も多くいただきます。 「インターネットには○○と書いてあったのですが…」という枕詞とともに深刻な質問も多くいただきます。 他人ごとに思えなくて休日や就業後にお返事したりもします。 質問される方をイメージする度に…
『常識の壁ってなんなんだろう…』って、わたしはいつも葛藤します。
情報社会の中で、情報を多く収集できることは賢明かもしれません。インターネットで無数に飛び交う情報から、じぶんに当てはまる情報のみを抽出して正当化する… そのお気持ちもよくわかります。
インターネットに書かれた世間の常識というのは、ひょっとすると時代錯誤かもしれない。SNSに書かれているヒトの口コミというのは、偏っているのかもしれない。 だから、『じぶん軸』をもつことって、これからの時代にはますます大切になるんだろうな… とわたしは思います。
今回の質問をおさらいしてみると…
住宅会社Aが、土地紹介してくれている
☟
A社が、土地&建物の契約話をまとめようとしている
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夫婦間で「このままでいいのか…?」という戸惑いが発生
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一般的正解がわからずに悩み中。
結論:土地と建物が、同じ販売会社である必要はない
ずばりひっそり言ってしまうのですが…
土地を紹介する会社さんで、そのまま建物(家)を建てる必要は……ないんですぅぅぅぅぅ。(超絶小声。まじ小声…。)
これ、よく誤解される方もいるのですが、土地を紹介してもらったら恩に帰すべきかなと思うお優しい方。建築条件のあれば別ですが、建築条件がなければ、あなたには、自由に住宅会社を選ぶ権利はあるのでね。心もまれないでね…◎
じつは、わたしも今までたくさんの方に土地を紹介してきました。 でもね、ある日突然、紹介したはずの土地に建築看板が…!そしてあの方だわと思しき名前が…という事実。笑)
いろんな事情や葛藤があったんだろうなと、お察ししてわたしは次へいきます。
こんなときは一言、土地を紹介してくれた会社さんに、『事情があって、別の住宅会社さんで家を建てることになりまして…』 というご一報を伝えるとお互いに前向きになれると… わたしはそうなります。シャキッ)
聞きにくいこともずばり聞いてしまおう
◉土地を紹介してもらって感謝しているのですが、住宅はまた別の会社でお世話になりたくて。…それでもいいですか? と。
◉土地を紹介してもらったら、こちらで家を建てなきゃいけないですか? と。
◉この土地には建築条件はついていますか? と。
『言いにくいことも言える関係性』って、簡単に言いますが難しいですよね。。数字だけではわかりえない直感センサーも時には大切だと。
家づくりは、生涯のパートナーとの出会いでもある。こんな着地点になりましたが、わたしからのアドバイスは以上です♡
あ、行きつまってしまう前に…こちらの記事もどうぞ~◎
家を建てる理由を考えてみる
このあたりのお話は、こちらのブログにまとめていますので、ぜひ。
☟☟
https://azumasaori.com/himawarikobo/archives/6815
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投稿者プロフィール
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1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。
■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中
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