輸入家電を迎え入れる時には、カクゴが必要・・・?

ちょうど海外製の住宅設備機器ってどうなの?という質問があり、答えたい、私あずです。

こんにちは!ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士の)東沙織です。

ちょうど1年前に書いたブログがわかりやすかったので、リライトして再掲します。

 

 

ドイツ建築旅(エコバウツアー)で出会って以来、
どうしても頭から拭えないモノコトがありました。

それは、ミーレという洗濯機・食洗機の存在。

ドイツで、ミーレとメルセデスの巨大エンブレムが横並びになるビルに遭遇しました。

本場ドイツでのミーレのポジションを知って驚愕でした。その翌日、偶然、4階建だったか集合住宅の小屋裏でミーレの洗濯機を発見。

この洗濯機はどうやって4階まで持ち上げたんだろうかと不思議な気持ちに。しかも何台もミーレ洗濯機が並んでいて、その残像が未だ拭えなくて、これはもしや…ミーレが私を呼んでいるのかしらと。(概ね、私の妄想。。。)

日本製洗濯機と価格比較するとおよそ3〜5倍の値段に普通は呆れ顔になるもの。笑)いわゆる、高級洗濯機です。それでも気になり、休日にミーレ洗濯機を学びに行ってきました。その模様は、こちらのブログにて

 

 

ミーレ食洗機も、やはり気になるので体験してきました!

今回は、東京(目黒)ショールームにて体験です。※ちょうどこのころ上京していたのでね。

私は、設計士として参加しましたが、主婦の方が残り3名同席されていました。

 

 

 

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目の前に現るは、乱れた食器たち。。笑) デモンストレーションに使うということはわかっていますが。汗

和やかな自己紹介が終わると早速、食洗機を触ります!

 

 

 

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私自身、住宅設計をやっていると、お客さまが「ミーレ食洗機を採用したい」というお声がたまに挙がります。

やはりよくよーく使用感を理解してもらえらほうがいいです。まず、見た目からして異なります↑こちら。

ドイツ生まれのミーレ。価値観は、日本と似ているようでやはり異なります。

日本製食洗機はまだまだ『選択ボタン』が見やすい位置にあるのが主流です。一方で、今、ドイツでは、『選択ボタン』すら隠れてしまうことが『クール!』という価値観だということです。

※従来通り、見やすい位置に『選択ボタン』がある商品もミーレにはありますけどね!

 

 

 

お掃除に対しての考え方も、日本とは少し異なります。

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お皿についた汚れって、普通は簡単にシンクで落としてから食洗機に入れますよね。(日本人はこのタイプが多いらしいです。)

けれど、ドイツ生まれのミーレは、ちょっと考え方が違います。お皿についた汚れは、落とさず、そのまま食洗機の庫内につっこむ!

そんな感じ。

食洗機の庫内には、汚れに反応するセンサーが付いていて、汚れが多いことを前提に、洗いあがりを考えて動いてくれます。

何が言いたいかというと・・・ 食器汚れを綺麗に落としてから食洗機に食器を入れてしまうと、食洗機さんは、

『あれ?食器は意外と綺麗だから簡単洗いにしちゃう〜?』と勝手にセンサーが反応しちゃうんです。。。

 

だから、几帳面すぎる人には、もしかしたら合わないかもしれません(※東沙織、持論。)

汚れはついてても気にせず食洗機につっこむ! これでいいらしいです。汗)

ただし重要なことは、『食洗機底部にたまったゴミは毎日捨てること』それが面倒だったら、やはりある程度汚れを落としてから食洗機に食器を入れること。

どっちやねーん!笑) むしろ、日本製と同じように使っても良いんかーーい!笑)

・・・とまぁ、こんな感想を持ちました。取り越し気苦労をしただけでした。笑)

結論、商品の使い勝手もいいことは、よくよくわかりました!

 

 

 

幅狭タイプもあるので、リフォーム・リノベでももちろん採用は検討できます〜!

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確かに、幅狭タイプだと、一見狭い感はありますが、家族4人くらいだと、なんとか1食ずつの洗いならば間に合いそうです。

2食分まとめてであっても、深型だったらいけそうです。

※日本では、未だに浅型が多く普及していますが、深型も使いやすいですよ〜!

 

 

 

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食器を入れると、こんな感じです。最上部のカゴには、カトラリーを入れられます!

なかなか素晴らしい収納量ですよね!(上手く入れらればの話ですが・・・汗)

 

 

 

半世紀前の食洗機だって、未だに現役!汗)

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言葉を失う私たち・・・。

時折、メンテナンスはあったにしろ、未だに使えるということ自体が、耐久性の高さを物語っています。すっごい。。。

※ちなみに、メンテナンスなどにかかる出張料は¥8,000〜12,000のが多いとのこと。(目黒店での調べ。)

 

 

 

 

輸入家電の購入を相談された時に、私は必ず次のことを理解(カクゴ?)
してもらった上で、迎え入れていただきたい。

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輸入家電は、その国のライフスタイルが色濃く反映する。

まさに!と同感できました。よく考えると、ドイツ人と日本人ってどこか似ています。

真面目なところ。細かいところ。ちょっとケチ(倹約家節約家)なところ。。。などなど。

ですので、輸入家電は、特にその国のライフスタイルを理解した上で購入するのが賢明だということでした。ドイツ食洗機も洗濯機は、少しの水と電力で可動させることを目的とされています。

 

 

ドイツでは、良いものには、それ相当の時間をかける。

冒頭、なぜミーレの食洗機は、洗いだけで40分以上もかかるのか謎でした。

けれど、省エネルギーであることを最重要であるドイツにおいて、少量の水でギリギリの小電力で長く時間をかけることのほうが理想的な形だということ。

(日本人の考えでは賛否両論ありますが、ミーレが生まれたのはドイツなので!!!←汗)

 

 

良いものは、やっぱり安くはない。

驚いたこと。それは、以前のミーレ体験会で紹介されたことなのですが、ミーレの家電を嫁入り道具(新築祝いだったか?)に親や祖父母から譲り受けるというドイツでのエピソード。

しかも、既に10年、20年使用していたという家電を『かっこいいでしょ?!』と言わんばかりにフル装備!

経年変化で『Miele(ミーレ)』のロゴが消えかけてても、譲り受けることのほうがクールだと言える考え方に共感しました。

決して安くはない家電だからこそ、長く世代をまたいで愛されていくことを実感しました。

 

 

ハイテクとローテクの融合。
何世代にも渡って、永く愛されるデザイン。

壊れない家電なんて、この世にありません。壊れてもメンテナンスがしやすいように心がけて作られています。

部品ももう何年もずっと同じようなパターンだし、可能な限り自社製造を意識されています。

それも、100年続く企業だからこそ・・・何世代にも渡って愛されるデザインを生みだすよう努力されています。

愛用する著名人も少なくないそうです。

 

 

まさしく、私の人生観や設計観と ミーレ社の哲学って、似ているなと思いました。
だから、好きなんだなと。
改めて、そう感じました。

私が越えられなかったことは唯一、【ミーレ食洗機には、乾燥機能が付いていない】こと。

乾燥機能なくても暮らし方ができるのであれば、必ず自邸では採用したいですね。

もうちょっと考える余地はありそう・・・♩

 

 

 

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投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
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