世の中には、いろんな設計士がいる。有名設計士だけが正解ではないということ。

建築を志すひとを応援したい、私あずです。

ちょっと楽しい家づくり ひまわり工房(広報 設計士)東沙織です。

以前から、私のinstagramやメールには、建築を志す方から相談が寄せられています。今日は、20代後半の方からいただいた質問に答えてみまました。

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質問相談『26歳社会人です。設計士になるためには、どうすればいいでしょうか?』

相談内容
相談内容

(実際のメッセージがこちら)

はじめまして。現場監督をしている26歳女です。

大学は建築の勉強をせず新卒で工務店に入り、設計士になりたい夢を追いかけています。

設計士になりたい夢に向かい、働きながら専門に通っています。設計事務所に設計補助として転職も考えているのですが、優先的に勉強をしたほうがいいことはありますか?

結婚出産もあるので、気持ちばかりあせっている状態です。

なるほど~! 早速答えていきましょう。

 

 

まず確認したいこと。

  • 建築士資格を所有しないと仕事が始められない職場なのか。
  • 建築士資格の取得は、働きながら目指すのも現実的。
  • 専門学校を中退しちゃいけないのか。
  • 設計士として、どんなことをしたいのか。
  • どんな仕事観なのか。
  • どんなことを優先に勉強するといいのか。

 

 

いきなり結論をいうと…

まずは、結婚&ご懐妊おめでとうございます。 ひとまずお体にむりなく、ご出産までリラックスした心身を保たれるのが一番の正解だと わたしは考えています。

次に、専門学校を卒業せずとも、設計士にはなれます。

目の前の新しい家族との時間を最優先にされたうえで、今後仕事復帰する時に『設計補助としてチャレンジ』するのも賢明な選択だと思います。 そうやって、設計業務の実務経験を重ねながら適正を見極めるのも aさんやaさん家族にとって幸せな判断だとわたしは考えます。

根拠や理由、背景はつぎのとおりです。

 

 

建築のしごとは、資格がなくてもスタートできる。
同時に、資格以上に、実力的な業界。

模型をつくってみた
ちなみにこの模型をつくったのは、学生ちゃん

相談者さんの年齢が26歳。学業を始めるのに早いも遅いもないと言いたいところです。

実際、業界は違いますが、『看護士』として仕事をするためには国家資格を所有していないといけないといいますよね。 そのために、出産後や子育てがひと段落した後から専門学校へ通い、資格取得を目指し、就職する方もいます。

一方で、建築のお仕事は多岐にわたるなか、じつは国家資格(例:建築士)の所有が強制というわけではありません。 ※例えば第三者として建築確認申請や許可を出すような決裁者は必要ですが、職種によっては資格取得必須ではありません。

また、資格取得を目指すことなく、業界をけん引している偉業者も大勢います。『建築業界って資格以上に、実力的な業界なんだな…』って、わたしは社会に出てから知りました。汗)

『資格は足の裏の米粒』 とはよく言ったもので。取得しないと自分自身は気持ち悪く感じるんですが、取得したからと言ってご飯を食べていけるわけではありません。 会社や組織内で仕事が回っていないと、資格は単なる宝の持ち腐れです。泣)

なので、学業から建築を学んでいくよりも、例えば『職業訓練校(建築)』にて短期間集中型で建築知識を深めたり、『設計補助やアシスタントとして実務経験を積みながら資格取得をめざす』のが 年齢からひもとくと賢明なのかなと思います。

 

 

設計士として、どんなことをしたいのか

公共建築の設計? 公園の設計? キッチンやお風呂の設備設計? 構造設計? お家の設計? 店舗の設計?

このあたりのイメージが湧いていれば、時間やお金を棒に振ることなく現実的に『設計士になる』という夢は叶えられるのかもしれません。

 

 

 

世の中には、いろんな設計士がいる。
じぶんらしい設計士像とは何かを妄想してみる。

アイランドキッチン
使いやすいアイランドキッチンを妄想してみる

時間はみんな平等に24時間。だからこそ、与えられた時間に何をするか。『正解見つけ』『まちがいさがし』をするのではなくて、一つ方向性を決めて行動してみると、次の行動への道しるべになるものです。

『優先的に勉強をしたほうがいいこと』と思って実行していても、仕事をし始めたら物凄いスピードで習得するものです。

 

ご結婚されてお母さんになれる。とても素晴らしい1つのヒントであり大切な勉強ですよね。残念ながらわたしは足元にも及びません。 なぜなら、お母さんであること…それこそがaさんにとって最大のオリジナリティだから。

お母さんであるからゆえに見えてくる『暮らしの疑問』も必ずあるはずです。 「暮らしやすさとは、どんな寸法が心地いいのだろう」とか、「お母さんの持ち物の効率的な収納方法は?」と疑問をもってみるなど。  設計士は結婚したあとであってもなれるし、もっともっと年を重ねてからでもなれるものです。

余力があれば、CADの勉強などすすめられたらと思いますが、そういった小手先の知識よりも、とにかく暮らしやすさの寸法を体で覚えこんでしまうことも1つの近道ですね。

 

 

世の中には、いろんな設計士のカタチがある。

わたしにはわたしらしい、aさんにはaさんらしい『それぞれの設計士のカタチ』があるものです。それぞれのオリジナルな設計士のカタチで一流になれることが理想的ですね◎ 応援しています。

そしてまずは、元気な赤ちゃんの誕生を心から願っています。

 

 

今日の元ネタこちら

30分、熱く語っています。

 

 

 

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