解体するのは一瞬だけれど、手間のかかる古民家再生をする中で、私が次の時代に遺せるモノコトがある。

昨日、無事に、ミッション遂行のため、西宮市山口町船坂へ行きました!
(もちろん、お仕事のダンドリは済ませてからね!)

➡︎ ミッションについて、詳しくは昨日のブログにて。

 

 

到着したら、早速、私は給食づくり開始!

今回は、12人分を作りました。メニューは、
●焼きそば2種(塩・ソース)
●ひややっこ 和えもの付き
●きゅうりと梅の和えもの
●ゴーヤのお味噌汁
こんな感じでです。

給食

あ、写真の彼女は、私の大好きな後輩です。
後輩とより、社会人になってからは【同志】です。発想力豊かで、料理作っててもあれこれと
1アレンジを効かせてくれて、ナイスな感性の持ち主です。

 

 

料理
img_8006 料理

みんな、『美味しい美味しい』と口々にしながら食べてくれて、嬉しい時間となりました。

 

 

お腹が一杯になったところで、いざ現場へ!

今回、1週間かけて行うこととは、いきなり茅葺きをするのではなく、まずは、ボロボロの下地を整えてあげることから始まります。

 

人も家も、土台や下地がダメだと、どんなにいいもので着飾っても、意味がありません。いつかボロが出るのと似てます。

 

そんなことわかっていても、『茅葺きしたい!したい!』と思う気持ちが早まり、、、

茅葺き

私は小屋裏へ上がっていきます・・・!!!
工務店で奮闘する私たちにとって、こんなロケーションで見える世界は、格別です。

 

家って、解体する時が、最も勉強になるんです。
家って、修復する時が、最も難しくて痺れるんです。

 

この時代はこんなやり方で建てられたんだ!とか、もしかして、手を抜いたのかしら。とか、こんないい材料を使えたんだ!とか。建物が私たちに教えてくれます。語りかけてきます。まさに、生きた教科書です。

学生と茅葺き職人さん

この、茅葺き古民家とうまく会話ができるのが、こちらの職人さん。
私と同い年の 茅葺き職人さんです。(右手は学生ボランティア)

 

 

img_8016

下から小屋裏を見上げたところ。
構造躯体がそのまま仕上げなんです。囲炉裏のススで、木材や竹材が燻されています。
これによって、防虫防水効果も得ていると聞きました。理にかなっているんです。

 

img_8015

今、この古民家は、屋根と小屋裏を修繕するため、一旦材料が1階フロアに広がっています。
まるで、ハイジのように、バフっと寝転がってみたくなります。

 

 

 

利益を追いすぎず、学ぶことをを楽しむ。それが活動の醍醐味。

利益を追うことに徹することが悪いわけではありません。実際に、利益を生むための仕組みを作り、トライアンドエラーを繰り返す中で学ぶこともあります。けれど、私が学生の頃から全く変わらずに続いている姿勢は、たったひとつ。

 

利益や数字を生むことに徹するのではなく、いつも、学ぶことを楽しもうとする姿勢。

 

これがずっと変わらずに継承されていることでした。10年続く活動の中で、これほど軸ブレしていないことは、ある意味すごいことだなぁと思います。
利益に固執しないから、自然と人が集まってくる。『楽しそう』って姿勢が伝わっていくんです。自分たちができることはやる。出来ないことは人を頼る。

不思議なことに、楽しい体験の元に人が集まれば、自然と難解な課題も解決していくんです。

 

 

 

解体するのは一瞬だけれど、手間のかかる古民家再生をする中で、私が次の時代に遺せるモノコトがある。

無くなりつつある伝統建築や旧来様式など、一度消えてしまうと再び復元することが難しい。それは、保全地域のように丁寧な設計図など残っていないから。
さらに、建築基準法の観点からお話すると、例えば私の暮らすまちで、茅葺き民家を新築するコトは、非常に難解なことです。だからこそ、古民家のあり方を違う形で後世に伝えていきたい!っていつも考えて行動をしています。

 

私の描く設計図は、この考えをいつも真髄に温め、大切にしています。茅葺き古民家からは、学ぶことが本当にたくさんあるんです。昔の人の住宅に対しての考え方からは、今を生きる私に、たくさんのヒントを与えてくれています。

設計図

 

 

 

このご縁を大切に。これからも古民家族と、この茅葺き古民家と寄り添っていきたいと思います。私の大切な体の一部のようなものですからね。

 

茅葺きと私

投稿者プロフィール

伊藤 沙織
伊藤 沙織
1988年生まれ。相生市出身。有限会社ひまわり工房取締役 広報&設計担当建築士。幼い頃からものづくりが好きで、武庫川女子大学で建築を学ぶ。並行して、西宮市船坂地区の築200年古民家再生プロジェクトに携わる。気づけば茅葺き民家に夢中になり、『茅葺き女子』と呼ぶように。この体験が私の住宅設計の原点。朽ちる中にも『美』を感じるものが好きで、私もそんな人生を築きたいと思う今日この頃。休暇はもっぱら島&村旅計画。2017年からDIYワークショップ(イベント出店型)始めました。

■instagramにて、『暮らしのアイデア』毎朝投下中
■instagramLIVEにて、『暮らしの質問』毎週金曜22:00に解説中
■LIMIAにて、『暮らしづくりのレシピ』執筆中
■LINE LIVEにて、『建築学生応援ラジオ』配信中
■YouTubeにて、『声で聴くブログ あずの車窓から』配信中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。